後悔しないための家づくりとは?

後悔しないための家づくりとは?

投稿日:2025年10月30日 / 最終更新日:2025年10月30日

後悔しない家づくりとは? 心地よく暮らせる家の理由をわかりやすく解説

「せっかく家を建てるなら、後悔したくない」──。
家づくりを考える誰もが、きっとそう思うはずです。

でも実際には、「住んでみたら使いにくかった」「思っていた暮らしと違った」と感じる方が少なくありません。
その多くは、“見た目”や“価格”だけで家を選んでしまったことが原因です。

後悔しない家づくりのポイントは、「自分たちらしく、心地よく暮らせる理由」を持つこと。
今日はその理由を、少しやさしく解説していきます。

1. 暮らしの動線から考える

家の「間取り」は、見た目よりも“動きやすさ”が大切です。
たとえば、キッチンから洗濯スペースが近いと家事の負担が減りますし、
リビング階段にすれば、子どもの帰宅が自然に見える安心感があります。

毎日の小さな「やりやすさ」が積み重なって、「暮らしやすい家」になります。

2. 今と未来、両方を見据える

家族の形や暮らし方は、時間とともに変わっていきます。
今の暮らしだけでなく、「10年後、20年後の自分たち」を想像することも大切です。

子どもが成長した後の使い方や、将来のメンテナンスのしやすさまで考えておくと、
長く快適に住み続けられる家になります。

3. 無理のない予算で建てる

家づくりでありがちなのが、最初に“理想”を詰め込みすぎて、あとから支払いが苦しくなるパターン。
家は建てて終わりではなく、「暮らしが続く場所」です。

無理のない予算で建て、メンテナンスや将来の修繕費にも目を向けること。
それが本当の意味で“安心できる家づくり”につながります。

4. 心地よさの理由を知る

「この家、なんか落ち着くな」と感じる空間には、ちゃんと理由があります。
たとえば、光の入り方、風の通り道、自然素材のぬくもりなど。
見えない部分の設計や素材選びが、心地よさをつくっています。

性能や素材を理解して選ぶことが、後悔しない家づくりへの第一歩です。

5. 信頼できる人とつくる

どんなに良い設計でも、家は人がつくるもの。
担当者が丁寧に説明してくれるか、無理な提案をしないか、
一緒に考えてくれる姿勢があるか──。

信頼できるパートナーと出会えるかどうかが、家づくりの満足度を大きく左右します。

まとめ:後悔しない家づくりは、「自分たちらしさ」から始まる

後悔しない家をつくるために大切なのは、正解を探すことではありません。
「自分たちの暮らしに合っているか」を基準に考えることです。

動線、予算、素材、そして誰とつくるか。
それぞれに理由を持って選ぶことで、家は“自分たちらしく心地よい空間”になります。

心地よく暮らせる理由のある家。
それこそが、後悔しない家づくりの答えです。

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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