古民家再生リノベ事例|建築家と叶える、高性能で心地よい暮らしのつくり方

古民家再生リノベ事例|建築家と叶える、高性能で心地よい暮らしのつくり方

投稿日:2026年2月27日 / 最終更新日:2026年2月27日

住宅展示場をいくつも見て回ったけれど、どこか決め手に欠ける。
性能の話もデザインの話も聞くけれど、本当に自分たちの暮らしに合っているのか、正直よく分からない——。

そんな迷いの先に「古民家 再生 リノベ事例」という選択肢が浮かんだ方もいるのではないでしょうか。
古い家を活かすという発想は、単なる懐古ではありません。そこには、今の新築住宅とはまったく違う“時間の価値”と“暮らしの質”が眠っています。

この記事では、古民家再生リノベーションの本質と、建築家とつくる家づくりだからこそ実現できる可能性を、具体的な視点でお伝えします。


古民家再生リノベーションが、いま選ばれる理由

なぜ今、古民家を再生するという選択が注目されているのでしょうか。単に「雰囲気が良いから」ではありません。そこには、暮らしの質を見直したいという本質的な欲求があります。

古民家再生の魅力は、時間を重ねた構造美と素材の力を、現代の暮らしへと接続できることにあります。

まずは、構造そのものの価値です。太い梁や柱に使われている木材は、今では手に入りにくい良質な無垢材であることが多く、何十年も家を支えてきた実績があります。表面だけを新しくするのではなく、その骨格を活かすことで、新築では出せない空間の深みが生まれます。

そして、間取りの自由度です。古民家はもともと大きな空間構成をしていることが多く、壁を取り払いながら再構成することで、開放的で現代的なLDKへと生まれ変わります。建築家が構造を読み解きながら設計することで、ただ広いだけでなく「視線が抜ける」「光が回る」空間へと昇華します。

最後に、環境負荷の低減です。既存の建物を活かすことは、廃材を減らし、新たな資源消費を抑えることにつながります。さらに断熱改修を適切に行えば、住まいのランニングコストも抑えられます。長期的な視点で見ると、単なるリフォームではなく“再生”という考え方が、これからの住まいの在り方に合っているのです。


「寒い・暗い」は本当?古民家の性能をどう考えるか

古民家に興味はあっても、「冬は寒いのでは?」「地震は大丈夫?」という不安を持つ方は少なくありません。その疑問はもっともです。ただ、今は技術があります。

古民家でも、適切な設計と施工によって高断熱・高気密化は十分に可能です。

まずは、断熱の再構築です。壁・床・天井に断熱材を入れ直し、開口部を高性能サッシへ変更することで、室内の温熱環境は大きく改善します。つくば市でも実際に、冬の朝に室温が一桁台だった住まいが、改修後はエアコン一台で安定する環境へと変わった事例があります。

次に、気密の確保です。古民家は隙間が多いと言われますが、改修時に気密処理を丁寧に行うことで、計画換気が正しく機能する住まいへと整えられます。これは単なる快適性だけでなく、結露防止や建物の耐久性向上にもつながります。

そして、耐震補強です。既存の構造を調査し、必要な箇所に補強を施すことで、現行基準に近づけることが可能です。古いから弱いのではなく、「どう補強するか」が重要なのです。


建築家と向き合うからこそ生まれる“再生”の本質

古民家再生は、単なる工事ではありません。そこには必ず「どう暮らしたいか」という問いがあります。その問いに正面から向き合う存在が、建築家です。

建築家がいるつくば住宅工房の提案は、空間の表層ではなく“暮らしの設計”から始まります。

まず、ヒアリングの深さが違います。家族の動線、休日の過ごし方、子どもの成長、将来の働き方まで丁寧に共有し、その上で既存建物の可能性を探ります。古民家の制約は、制限ではなく個性として活かされます。

次に、デザインと性能を渾然一体で考えます。例えば、大きな梁を現しにしながらも、断熱ラインをどう確保するか。意匠と性能は対立するものではなく、同時に成立させるものだという姿勢が、空間の質を左右します。

そして、将来まで見据えた設計です。メンテナンス性やランニングコストも含めて考えることで、「今だけ素敵」ではなく「住み続けるほど良さが分かる」住まいへと導きます。


新築と迷っている方へ——本当に比べるべきもの

古民家再生か、新築か。多くの方がここで迷います。価格や見た目だけで比較すると、本質は見えません。

比べるべきなのは、“どんな時間を重ねたいか”という視点です。

新築には最新の設備や均整の取れた空間があります。一方で古民家再生には、唯一無二の素材感や歴史が息づいています。どちらが優れているかではなく、どちらが自分たちの価値観に合うかが重要です。

つくば市で家づくりを検討されている方の中にも、展示場を巡った末に「どこか画一的に感じた」という声があります。そうした方が古民家再生という選択肢に出会い、自分たちらしい暮らしの輪郭を見つけていくケースは少なくありません。

古民家再生は、流行ではなく思想です。大量生産ではなく、対話を重ねて形にしていく住まいづくり。そのプロセス自体が、家族の記憶になります。


まとめ|古民家再生という、もう一つの家づくり

古民家再生リノベーションは、懐かしさを楽しむための選択ではありません。
それは、時間を味方につけながら、これからの暮らしを丁寧に設計するという考え方です。

高断熱・高気密化や耐震補強によって性能を高めながら、建築家とともに空間を再構築する。そこには、新築とはまた違う豊かさがあります。

もし今、住まいづくりに迷いがあるなら、一度立ち止まって「どんな暮らしを重ねたいか」を考えてみてください。
その対話から始まる住まいづくりに興味があれば、まずは無料相談最新のOB宅訪問で、実際の空気感を体感してみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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