みなさま、こんにちは。
つくば住宅工房の橋本です。
突然ですが、自己表現が得意ですか?
それとも苦手ですか?
表現の仕方には、いろいろあります。
言葉、表情、絵、動き、など、多様な手段があります。
自己表現とは、目的を完遂するためにあると思ってます。
そして、自己表現の熱量が最も重要だと思います。
その熱量で、出来上がりは、格段に変わります。
それは、家も同じ。
家づくりにおいて、ヒアリングが最も重要な役割を持った過程と言えます。
ヒアリングによって、抽出された想いや言葉の集大成が家の出来上がりを左右します。
なぜ、そのキッチンを取り入れたいのか、そのキッチンにすることで、何を得られると感じているのか。
会話の中の言葉や表情、動きで、想いの量が分かります。
その想いに対して、私たちの想いもぶつけて、不要なものは、削り取りながら、形作っていく。
高価なものや良いものを足したものが「すごく良いもの」になるとは、限らないと思います。
ヒアリングでは、意地悪な質問と思われてしまうことがありますが、
決して意地悪ではなく、それが、本当に必要なものなのか、一時の理想になっていないか、将来を見据えたものなのかを探っているのです。
時には、その想いに共感いただけないときもありますし、私たちが想いを汲み取れきれていないときかもしれません。
それでも、その過程を経ることで、住まい手に取って、本当に必要なものが凝縮され、そして、すごく良いものになるのではないかと考えております。
「自己表現が苦手だから、自分たちの家づくりに合わないかも」
そんなことは、ないです。
言葉に出来ない想いを形にするのが、私たちの役割です。
私たちの言葉に対して、「そう!それ!」なのか「なんか、違う」
のように、抽象的な感想をお答えいただければ、必ず、想いを言葉に変えてみせます。
明日は、佐倉市の新築プロジェクトのヒアリングです。
家づくりにおいて、最も重要な過程、真剣勝負の1日になります。
つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー
二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者
既存住宅状況調査技術者
福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。
新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。
家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。
「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」