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つくばの空き家に、もう一度 灯りをともそう

2025.06.24NEW

みなさま、こんにちは。
つくば住宅工房の橋本です。

新しく建てるのではなく、今ある家を、これからの暮らしに合わせて整えていく。そんなリフォーム・リノベーションの道も、いいもんです。建築家と一緒に、わたしたちができることを考えながら、このブログに日々のことを綴っています。


つくばの空き家に、もう一度 灯りをともそう

— 建築家と考える、やさしい再生のかたち —

つくばといえば、「研究学園都市」としての顔がよく知られています。でも、少し郊外へ足をのばせば、昔ながらの団地や住宅地のなかに、人の気配が消えたままの家々に出会います。
2022年の時点で、つくば市には約4,000戸の空き家があるといわれ、そのうち1,500戸以上がきちんと管理されていない可能性もあるそうです。

でも、私たちは思うのです。
空き家はただの空っぽの箱ではなく、その場所に流れた時間や、誰かの暮らしの跡が詰まった“余白”なのだと。

建築家がかかわることで、家は「風景の主役」に

長く使われず、傷んでしまった空き家でも、建築家の手が入ることで、まちの中で輝きを取り戻すことがあります。
たとえば、古い柱を生かしながら断熱を高めたり、地元の素材を取り入れて外壁を塗り替えたり。そんな風に丁寧に手をかけることで、家が地域の風景に自然となじみながらも、「あの家、なんだか素敵だね」と人の目を引くようになる。

誰かが手を加えた家には、もう一度、人が足を止めます。
灯りがつくと、まち全体がほっと息をつくような気がするのです。

リノベーションは、まちに“安心”を育てる

整えられた家があるだけで、周りの道や風景の見え方が変わってきます。
草が刈られていて、庭が手入れされていて、窓にはカーテンがかかっている。そんなちょっとした“暮らしの気配”が、地域の防犯や防災への意識にもつながるんですね。

それに、空き家をカフェやシェアスペースに活用すれば、人が集まる場所になって、地域ににぎわいや新しい出会いが生まれるかもしれません。

そして、こんなふうに考えています

私たちは、建築家が空き家リノベーションに関わることで、家が「ただの建物」から「まちのひとつの語り手」になれると思っています。
それは、かつての暮らしをそっと引き継ぎながら、これからの時間を迎えるための準備でもあるのです。

建物をただ残すのではなく、その場所に宿ってきた思いを、
未来につないでいくこと。
それが私たちの考えるリノベーションです。

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