前回のブログでは、解体工事が完了したところまでをお伝えしました。
建物が解体され、骨組みだけになった現場は、一見すると少し寂しげに映るかもしれません。
ですが、私たちにとっては「これから新しい暮らしがはじまる舞台」としてのワクワクが広がる瞬間でもあります。
現場では、構造の確認と必要な補強が着々と進んでいます。
家族が安心して暮らせるように、まずは見えない部分を丁寧に整える。
これがリノベーション工事において、もっとも大切な基盤づくりです。

解体を終え、骨組みがあらわになった現場。ここから新しい物語が始まります。
今回のリノベーションテーマは「外につながる住まい」。
象徴的な南と東の屋根を延長する施工が、いよいよ始まりました。
この屋根の延長は、外と内をゆるやかにつなぐ大切な仕掛け。
室内にいながら外の気配を感じ、季節の光や風を暮らしに取り込むことができるようになります。

少しずつですが「外とのつながり」を感じられる形が現場に現れてきました。
そして現場では、いよいよ外壁の工事も始まりました。
外壁は、家を守る「鎧」であり、街並みの中で住まいの印象を決める大切な要素です。

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー
二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者
既存住宅状況調査技術者
福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。
新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。
家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。
「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」