リフォーム会社、比較の仕方が分からない

リフォーム会社、比較の仕方が分からない

投稿日:2025年10月24日 / 最終更新日:2025年10月24日

リフォーム会社の選び方──「価格」「安心感」「提案力」で失敗しない3つのポイント

リフォームを考え始めると、「どの会社に頼めばいいの?」と迷う方が多いですよね。
ネットで検索すると情報はたくさんありますが、安いから安心、高いから安心、とは限りません。

ここでは、リフォーム会社を比べるときに見てほしい3つのポイント、「価格」「安心感」「提案力」についてわかりやすくお伝えします。

1. 価格:安さより「わかりやすさ」が大事

見積もりの金額だけで判断するのは危険です。同じ工事でも、会社によって金額が違うことがあります。
違いは材料費だけでなく、「見積もりの出し方」や「説明の丁寧さ」にもあるんです。

例えば、「一式」とだけ書かれた見積もりでは、何にどれだけかかっているのか分かりません。
逆に、材料名や数量、工事の内容がはっきり書かれ、担当者が丁寧に説明してくれる会社は信頼できます。

チェックポイント

  • 見積もり内容が具体的か
  • 追加費用の可能性を説明してくれるか
  • なぜその金額になるのか、ちゃんと説明してくれるか

価格で迷ったときは、安さよりも「納得できる説明があるか」を基準に選ぶのが安心です。

2. 安心感:人とサポートで判断する

リフォームは工事が終わってからも長く付き合うことになります。
だからこそ、会社や担当者との信頼関係が大切です。

初めての相談や打ち合わせで、

  • 話をしっかり聞いてくれるか
  • 専門用語ばかりでなく、分かりやすく説明してくれるか
  • 急かさずに提案してくれるか

こうした対応が見える会社は安心できます。

さらに、工事後のアフターサポートもチェックしましょう。
保証や点検の制度があるか、トラブル時にすぐ対応してくれるかを確認すると安心です。

3. 提案力:本当に自分に合った提案をしてくれるか

良い会社は、「言われたことをそのままやる」のではなく、言葉の奥にある本当の要望をくみ取ってくれます。

例えば、

  • 「寒い」と相談したときに、ただ暖房器具を勧めるだけでなく、断熱や窓の改善策を提案してくれる
  • 「収納が足りない」と相談したら、空間の使い方や動線まで考えて提案してくれる

こうした提案には、経験と根拠があります。
また、高性能な設備を無理に勧めるのではなく、「お値段以上の価値」を感じられる提案をしてくれるかも大事です。

まとめ:自分に合うパートナーを見つけよう

リフォーム会社を選ぶときは、

  • 価格のわかりやすさ
  • 安心できる対応とサポート
  • 自分に合った提案力

この3つをポイントに比べてみてください。
そしてもうひとつ大切なのは、担当者との相性です。話しやすく相談しやすい担当者だと、工事中も安心して任せられます。

リフォームは「家を直す」だけでなく、暮らしをより快適にするチャンスです。
焦らず、しっかり比べて、自分にぴったりのリフォーム会社を見つけましょう。

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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