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インスペクションー外部調査編・続

2025.05.01

みなさま、こんにちは。

つくば住宅工房の橋本です。

 

本日は、インスペクション-外部調査編-の続きということで、外壁・屋根調査について、お話ししたいと思います。

外壁、屋根は、外壁の防水性能が機能しているか、躯体に浸水が発生しそう、もしくはすでに浸水している箇所はないかが調査のポイントになります。

外壁の防水性能に関しては、ご自身で確認する方法がございます。

今でこそ、外壁材に耐久性の高いガルバリム鋼板が多く採用されておりますが、比較的最近です。

それまでは、モルタル外壁やトタン、窯業系サイディングが主に採用されておりました。

こちらの外壁の防水性能を確認する方法は、いたって簡単です。

指や布で外壁をこすってみてください。

防水性能がしている場合、粉が付きます。これを、チョーキング現象と呼びます。

経年劣化により、表面の塗膜が粉状になります。塗膜ではないため、雨をはじきにくくなります。

そのため、モルタルや窯業系サイディングであれば、外壁材自体に雨が浸透してしまい、窓回りや庇部分の室内とつながっている部分にも雨が侵入し、場合によっては、躯体や室内に雨漏れが発生します。

トタンなどの金属サイデイングの場合、金属が錆びてしまい、外壁の落下などにも影響する場合がございます。

見た目だけでは、わかりにくいですが、触れば一発で分かります。

このチョーキング現象が起きているのは、劣化しているサインになりますので、外壁塗装や外壁の張替えの検討をお勧めします。

チョーキング現象以外にも、外壁劣化の症状は、いくつかございます。

つくば住宅工房では、ここの部分を外壁、屋根塗装の専門業者に調査を依頼しております。

専門分野の職人による調査を行うことで、精度の高い建物の健康診断が行えると考えております。

また、外壁表面には、症状が出ていなくても、内側で症状が出ているケースもございます。

その際に使用する調査器具が打診棒、そして、サーモカメラになります。

雨が侵入したところから、離れたところで雨水が溜まってしまい、壁の中から腐食している場合、打診棒で、外壁材を叩くと、叩いた際の音が違います。これは、外壁以外に基礎調査の際も使用します。

そして、この内側で劣化が進行しているケースが起きやすいのが、外壁にカバー工法のよるリフォームをすでに行っている場合です。

今の外壁材を剝がさずに、外壁を新しくすることができる工法ということで、解体費用を抑えることがメリットです。

ただ、防水施工が胆になります。

先ほどもお話しました通り、表面は、きれいでは、中の異常を確認することが、非常に難しいです。

気づいた時には、かなり進行しているケースがほとんどです。

カバー工法を採用する際は、十分に検討する必要がございます。

また、サーモカメラを用いることで、雨水が侵入している場合は、温度差が出て、水の通り道がカメラに映し出されます。

つくば住宅工房では、非破壊検査にて、できる限り内側の状態を調査することで、リフォーム工事の無駄を極限まで、排除して、適正なリフォーム計画をご提案いたします。

次回、屋根の調査について、お話させていただきます。

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