2025.05.30
みなさま、こんにちは。
つくば住宅工房の橋本です。
先日のブログにて耐震診断のお話をさせていただきました。
「耐震」以外に「制震」「免震」という言葉はご存知の方が多いと思いますが、それぞれの意味はご存知でしょうか?
本日は、わかりやすくそれぞれの地震対策についてお話したいと思います。
まずはそれぞれの意味合いについて解説していきます。
建物が倒壊・損壊しないように、人命を守ることを目的に耐震基準が建築基準法で定められております。
大きな地震が起きるたびに改正されております。
制震・・・地震の揺れを吸収する
揺れが発生するとオイルダンパーなどの制御装置の場合、減衰力が働き、揺れを抑えます。
オイルダンパーの減衰力は、ピストンの運動によって内部のオイルが狭い通路を通るときの抵抗力によって発生します。
免震・・・地震の揺れを受け流す
免震装置を設置し、地盤と切り離すことで建物に地震の揺れを直接伝えない構造です。
既存住宅に対しての地震対策の考え方としては、まずは「耐震」次に「制震」です。
耐震評点1.1以上の耐震改修を行って躯体そのものを強くしたうえで、プラス要素として制振装置を取り付ける。
プラス要素としての制震は、揺れを吸収することで、躯体へのダメージを軽減することが目的でもあります。
躯体そのものへのダメージを軽減することで、耐震性能の劣化速度も軽減することができ、結果、長く地震に強い家になるわけです。
制振装置を付けることが優先されているケースも見受けられますが、それはボロボロの体の延命措置にすぎません。
つくば住宅工房は、evoltsの取扱店となっております。
現在、制震装置メーカーは30社、商品自体は50種類ございますが、一般的な制震装置は、震度5程度の揺れが発生した時に制振装置が作動するのに対して、evoltsは震度1から性能を発揮します。小さな揺れでもボディブローのようにダメージは蓄積されていきますので、その小さなダメージをも抑えることが家の健康維持にとって、とても重要だと思います。
また、メンテナンスフリーで、設計耐久は60年となっております。
もっと、evoltsについてご紹介したいところですが、本日はここまでとさせていただきます。