居心地のいい空間をつくるということ —— 五感と心に寄り添う住まいづくり
「居心地がいい」と感じる瞬間は、人によって本当にさまざまです。この記事では、居心地のよさの本質と、私たちつくば住宅工房が大切にしている住まいづくりの考え方をご紹介します。
① 居心地のよさとは何か?——定義できない価値
「居心地がいい」とは、誰にとっても同じではありません。
静かに本を読める空間を好む人もいれば、家族や友人とにぎやかに過ごすリビングを心地よいと感じる人もいます。木の香り、朝の光、風の通り道…心地よさの源は人それぞれです。
だからこそ、設計者や施工者が一方的に「これが正解」と決めるのではなく、住まう人の感性に寄り添うことが大切です。数値では測れないけれど、確かに存在するのが「居心地のよさ」なのです。
② 五感に響く空間づくり——素材・光・音・香り
居心地のよさは、五感に働きかける要素が調和したときに生まれます。
- 視覚:自然光の入り方、窓からの眺め、色彩の調和
- 触覚:無垢材の床の温もり、手すりの丸み、家具の質感
- 嗅覚:木の香り、季節ごとの風の匂い、料理の香り
- 聴覚:外の音との距離感、生活音の響き方
- 味覚:家族が集う食卓、料理を楽しめるキッチン
これらの要素が整うことで、住まいは「ただの箱」から「心地よい居場所」へと変わります。
③ 変化する「心地よさ」への対応——時間とともに育つ住まい
居心地のよさは、一度つくって終わりではありません。年齢やライフスタイルによって人の感性は変化していきます。
- 子育て期:安全性や家事動線の機能性
- 夫婦二人の時間:趣味やリラックスを楽しむ空間
- 高齢期:段差のない安心感と、懐かしさに包まれる居場所
住まいは「完成」ではなく「育っていくもの」。変化に柔軟に対応できることが、長く居心地のよさを保つ秘訣です。
④ つくば住宅工房の取り組み——共感設計と安心感の提案
私たちつくば住宅工房は、設計の段階から「共感」を大切にしています。お客様の言葉にならない想いを丁寧に汲み取り、図面や素材に反映します。
素材選びも、性能だけでなく「触れたときの気持ちよさ」「空間に馴染むか」といった感覚を重視。また、耐震・断熱・インスペクションといった技術的な安心も居心地のよさを支える重要な要素です。
⑤ 最後に——「自分らしくいられる場所」を一緒につくりましょう
住まいは、人生の背景であり、心の拠り所です。
そこにいるだけで「ほっとする」「なんだか好き」と思える空間を、一緒につくっていきたいと考えています。
「居心地のよさ」は設計図に描けませんが、暮らす人の心にしっかり残るものです。
つくば住宅工房からのご案内
私たちは、お客様と共に「心地よさ」を探し、育てていく住まいづくりを目指しています。
ご興味のある方は、ぜひセミナーや相談会にお越しください。直接お話しできることを楽しみにしています。