ブロック塀の安全点検を

ブロック塀の安全点検を

投稿日:2025年3月24日 / 最終更新日:2025年11月7日

みなさま、こんにちは。

 

本日、八千代市のお客様宅ブロック門柱を解体してきましたことについて、お話したいと思います。

ブロック門柱ってどんなのかイメージつきますでしょうか?

今回はお家の間口を広げるために門柱とそのほかゲートを解体いたしました。

上の写真の中央にあるのが門柱です。

かなりしっかり作られていて、解体するのに苦労しましたが、なんとか完了しました。

苦労した要因は、門柱の下から上まで入っていた軟鉄線です。

軟鉄ながらもしっかりコンクリートとブロックを連結させる役割を果たしていました。

この鉄線があるかないかで、倒壊のしやすさが大きく変わります。

 

昨年の6月にもブロック塀が倒壊した事故が発生していることをご存じでしょうか。

大阪府高槻市にある小学校のブロック塀が倒壊し、下敷きになった小学4年生の女児1人が犠牲となりました。

こちらのブロック塀に鉄筋(もしくは鉄線)が入っていたかどうかまでは調べられませんでしたが、鉄筋が入っていないブロック塀は非常に危険です。

国土交通省からブロック塀の点検チェックリストが掲載されております。

みなさまのご自宅にあるブロック塀の点検を一度お勧めいたします。

出典:国土交通省ウェブサイトhttps://www.mlit.go.jp/common/001251611.pdf

つくば市、土浦市、つくばみらい市、守谷市、取手市、柏市、我孫子市、印西市、八千代市、船橋市は、解体補助金等もございますので、弊社にお問い合わせいただけましたらお調べいたします。

 

今回、解体した門柱は、高さが1.4mほどでしたが、鉄線が入っていたことと、門柱だったため横方向に対しての長さが短かったことから倒壊の可能性は低かったと考えられます。

これが塀で高さが1.2m以上、長さが3m以上で、控え壁等がない場合は、倒壊の可能性が高まります。

ご家族の安全、周囲の方々の安全のため、これを機会にぜひ一度、ご自宅のブロック塀の安全性を確認してみてはいかがでしょうか。

 

今回のお家は、無事に解体でき、駐車がしやすくなり、お客様も満足いただきました。

まだ、段差等がございますので、今後の工事でより使いやすくしていきたいと思います。

ひとまず、これでこれから始まる住宅リノベーション工事の下準備は整いました。

今後、リノベーション工事の様子もご紹介していきたいと思います。

 

 

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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