みなさま、こんにちは。
つくば住宅工房の橋本です。
先日、土地の契約に同席させていただきましたお施主様のプランニング前の暮らしのヒアリング1回目を実施してまいりました。
1回目ということは、そうです。次回、2回目を実施いたします。
場合によっては、3回実施するケースもあります。
お施主様は、言いたいことを言いきれた状態、つくば住宅工房としては、聞ききれた状態になるまで、ヒアリングを行います。
とりあえず、プランを見せてくれないの?と思われる方もいるかもしれませんが、想像してみてください。
レストランで食事を注文して、食べたときに、味が薄かったとしたら、味の調整を注文して、食べたい具材が入っておらず、具材の注文をして、みたいに何回も注文するのって疲れませんか?
今の一例で足りなかったのは、注文を仕切れなかったことと、聞ききれなかったことにあります。
(高級レストランみたいな一例で分かりにくかったらすみません)
プランニングにおいて、一番大切な工程こそ、ヒアリングになります。
このヒアリングをおろそかにしてしまうと、あらゆることにブレが生じてしまいます。
例えば、プラン修正のための時間のロス、想定予算からの上振れ、家づくりへのモチベーションの低下、など。
プラン修正が何回も行われたとして、決して、言いきれなかったお施主様に原因があるわけではなく、聞き出せなかった私たち設計者側に原因があると考えます。
そして、私たちは、ヒアリングのプロでもあります。
言葉にできない想いを言葉に、形にするのが、私たちの役割なのです。
お施主様は、私たちのいろんな質問に、真剣に、素直にお答えいただく、そこに力を注いでください。
そして、その補助燃料となるのが、「家づくりノート」というわけです。
あくまでも補助燃料ですので、作れていない状態でも、かまいません。
ということで、今回は、1回目のヒアリングを実施してまいりました。
お施主様が「イメージマップ」を作成してくださり、理想の暮らしを具体的にヒアリングすることができました。
ありがとうございました。

次回、2回目のヒアリングで、家のボリュームや上下階のバランス、建物の配置等の骨子が出来上がると思います。
初回お問い合わせから、プレゼンテーションまで、時間を要しますが、楽しみにお待ちください。
つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー
二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者
既存住宅状況調査技術者
福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。
新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。
家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。
「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」