AIにはできないこと

AIにはできないこと

投稿日:2025年6月4日 / 最終更新日:2025年6月4日

みなさま、こんにちは。
つくば住宅工房の橋本です。

新しく建てるのではなく、今ある家を、これからの暮らしに合わせて整えていく。そんなリフォーム・リノベーションの道も、いいもんです。建築家と一緒に、わたしたちができることを考えながら、このブログに日々のことを綴っています。


 

家づくりで楽しい時間と言えば、壁紙の色やキッチンの水栓、床材を何にするかなどを決めている時ではないでしょうか。

私たちはこれを「仕様決め」と呼んでいます。

 

大きく分けると

床材・壁の仕上げ材・天井の仕上げ材・外壁・屋根・玄関ドア・窓・雨樋・水切り・巾木・建具・窓枠・階段・手摺・収納棚・電気配線・スイッチ・コンセント・照明器具・カーテン・キッチン・洗面・トイレ・お風呂・給湯器が挙げられるでしょうか。

さらにキッチンなどの設備機器は、さらに詳細な仕様を決めるので、決める数で言えば100項目以上になるのではないでしょうか。

そして、いいなと思って決めていければいいですが、予算も関係してきますから、お客様にとっては楽しい反面、判断の連続でかなりの疲労もあるかと思います。

理想の色取りを予算の中でどう叶えればいいのか、悩まれている方も多いのではないでしょうか。

そこで今日は、仕様決めにおいて、大切な1つのことをお伝えしたいとお待います。

とにかく要望は出し切る

いきなりゴールからかけ離れてしまっていないかと思われがちですが、満足度を上げる上でとても大切なことだと私たちは考えます。いつもお客様には、ひとまず予算を度外視にして要望を出し切ってくださいとお伝えしております。お客様が自ら悩んで、自ら判断することを防ぎたいからです。叶えたいことがその物ではなく、要素だとしたら、別の方法で予算を抑えて叶えられるかもしれない。とにかく自ら悩まないことが1番大切です。そのために予算を度外視に要望を全て出し切って頂きたいのです。

もちろん叶わないこともございます。それでも私たちは、聞きたいのです。なぜ、それを叶えたかったのかを。その要望にどんな想いが込められているのかを。その要望がお客様の暮らしにどんなプラス要素が働くのかを。一つ一つ、真剣に判断を一緒に積み重ねていきたいのです。

真に予算をかけるべきものが、叶えるべきものが見えてきます。

それとご予算からオーバーしそうな時、叶えたい暮らし、叶えたいことから逸れてしまいそうな時には、必ずアラートを鳴らしますので、ご安心ください。

家づくりへの想いを汲み取って、道案内をするのは私たち「人」にしかできません。

もしかしたら一生に一度の家づくり。

真剣に家づくりしてみませんか?

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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