家具からはじめるリノベーション

家具からはじめるリノベーション

投稿日:2025年7月14日 / 最終更新日:2025年7月14日

みなさま、こんにちは。
つくば住宅工房の橋本です。新しく建てるのではなく、今ある家を、これからの暮らしに合わせて整えていく。
そんなリフォーム・リノベーションの道も、いいもんです。建築家と一緒に、わたしたちができることを考えながら、このブログに日々のことを綴っています。


リノベーションというと、部屋のレイアウトを変えたり、設備を新しくしたりするイメージがあるかもしれません。
でも、今の暮らしや部屋に違和感があるなら、もっと身近なところから見直してみませんか?
それが「家具」です。

「このソファが好き」
「この椅子でくつろぎたい」
そんな気持ちは、今の生活に足りないものを教えてくれるヒントになります。



家具が暮らしのスタイルをつくる

家具は、毎日使うからこそ、私たちの暮らしに大きく影響します。

• 好きな家具に合わせて部屋の色や素材を選ぶと、統一感が生まれます
• 家具を中心に考えると、空間の使い方も自然に決まります
• 家具のサイズや形から、動線や収納の配置も見えてきます

家具は、部屋づくりの“中心”になる存在です。

家具選びから始めるインテリアのポイント

1. まずは好きな家具を一つ決める
デザインや素材、色が自分の好みに合っているものを選びましょう。
2. 家具の色に合わせて壁や床を選ぶ
色を揃えるだけで、部屋全体にまとまりが出ます。
3. 家具のサイズに合わせて間取りを考える
必要なスペースを確保することで、使いやすくなります。
4. 収納は“見える”と“隠す”のバランスが大切
家具のそばに見せる収納を、ほかはスッキリさせることで生活感を調整できます。
5. 照明で家具の魅力を引き立てる
暖かい光やスポットライトを使うと、家具が空間の主役になります。


家具は記憶を残し、未来をつなぐ

家具には、使った人の記憶が宿っています。祖父母が使っていた棚、長く愛用してきた椅子――それらを新しい空間でも活かせば、リノベーションは「思い出を守る方法」にもなります。

• 大切な家具を中心に、家族の時間を引き継ぐ空間づくりができます
• 新しく選んだ家具も、これからの暮らしを形づくる記憶になります

まとめ:家具で始める、シンプルなリノベーション

家具は、感覚的にも使い勝手でも、生活に深く関わるアイテムです。
だからこそ、「この家具を置きたい」と思ったら、それを軸に空間づくりを始めてみてください。

リノベーションは、大掛かりなものだけではありません。
家具から考えることで、もっと自然に、もっと気軽に「自分らしい暮らし」が見えてくるはずです。

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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