
※リフォームとリノベーションの違いを簡単にお伝えします。
リフォームは修繕、リノベーションは改修。
リフォームは、新築時の状態、つまりゼロの状態に戻すこと。
リノベーションは、ゼロからプラスの状態に向上させること。(暮らしの不便さを解消し今の暮らしに作り変えすること、暑い寒いを解消し、光熱費を抑えること、離れていた家族の絆をさらに強くすること) このブログでは、リフォームとリノベーションを『リノベーション』という言葉でお伝えします。
「老いた親の暮らしが心配…」
「実家を“安心して快適に住み続けられる家”にしたい…」
「リノベーションか?建て替えか?」
最近は、実家に暮らす老いた親を心配し、同居やリノベーションを考える息子さん、娘さんが増えています。
「両親が苦労して建てた家を残したい」
「将来は自分たちが実家に戻ることも考えている」
「思い出がたくさん詰まっている家を、活かしたい」
「冬は寒い家で、段差も多い。転倒しないか心配」
「地震のニュースを見るたびに、古い家の耐震性が気になる」
「一人で暮らしているから、何かあったとき対応が遅れるのでは…」
実家には、長い年月の中で積み重ねられた「家族の記憶」があります。
玄関の段差、柱の傷、庭の柿の木。
それらは、家族の暮らしと歴史を刻んだ大切な証です。
「離れて暮らしていると何かと心配…」
「実家を壊すのは忍びない。でも、安心して暮らせるようにしたい…」 そんな声に、私たちつくば住宅工房は、たくさん出会ってきました。

かつては「古くなったら建て替える」が当たり前でした。
しかし今は、リノベーションによって建て替え以上の価値と快適さを実現するケースが増えています。
実家のリノベーションのメリットは以下のとおりです。
さらに、国や自治体の補助金・助成制度を活用できる場合もあり、経済的なメリットも大きいのです。
リフォーム・リノベーションで使える補助金の概要(※年度や時期によって異なります)
「子育てエコホーム支援事業(リフォーム)」は、子育て世帯や若者夫婦世帯などを対象に、省エネや子育て対応、防災性向上などのリフォーム工事に対して補助金が受けられる国の制度です。
窓や断熱材の改修、節水型トイレや高効率給湯器の設置などが対象で、補助額は一般世帯で最大30万円、子育て・若者夫婦世帯は最大60万円(耐震改修を行う場合は上限+15万円)となります。
工事は登録事業者による施工が必要です。
「先進的窓リノベ事業」は、住宅の窓を高断熱性能のものに改修することで、省エネ化と快適な室内環境の実現を支援する国の補助制度です。
既存住宅の窓を断熱性の高いガラスやサッシに交換・内窓を設置するなどのリフォームを行った場合に、窓の性能や大きさに応じて補助金が交付されます。
補助額は1戸あたり最大200万円で、戸建て・マンションともに対象となります。冷暖房効率の向上による光熱費削減や結露の軽減にも効果があり、快適で環境に優しい住まいづくりを後押しする制度です。

実家には、ただの建物以上の「価値」があります。
そうした「お金では買えない想い」を、建て替えによって消してしまうのはもったいないこと。
私たちは、お客様と一緒に“残す部分”と“変える部分”を丁寧に考え、想いを未来へ引き継ぐリノベーションを行っています。

実家をリノベーションして親世帯と子世帯が暮らすことには、費用面以外にもさまざまなメリットがあります。
・建築コストの抑制
実家のリノベーションは、既存の建物を活用するため、建て替えよりも建築費用を大幅に抑えられるのが大きな魅力です。
基礎や構造部分を活かすことで、資材・工期・解体費などを削減できます。
・補助金・減税制度の活用
国や自治体の補助金・減税制度を活用することで、リノベーション費用の一部をカバーできます。
耐震改修・断熱改修・バリアフリー化など、対象となる工事内容によっては数十万円以上の助成を受けられるケースもあります。
・固定資産税の負担軽減
築古住宅を建て替えると固定資産税が上がる場合がありますが、リノベーションなら現行の評価を活かしつつ性能向上が可能なため、税負担を抑えながら家の価値を高めることができます。
・快適で安心な住環境の実現
バリアフリー化・耐震補強・断熱性能向上など、現代の安全・快適基準に合わせて実家をアップデートできます。
冬の寒さ・夏の暑さの解消、地震対策、高齢の親の安全確保など、日々の暮らしの質が大きく変わります。
・家族構成に合わせた間取り変更
二世帯住宅への改修、介護スペースの確保、子世帯の生活空間の増築など、家族のライフステージに合わせた柔軟な間取り変更が可能です。
・思い出を活かす
両親が建て、子どもたちを育てた実家には、お金では買えない「家族の物語」があります。
リノベーションなら、柱や梁、庭、思い出の空間を活かしながら、現代の暮らしに合った家へ再生できます。
・家族の絆を深める機会
リノベーションの計画を通じて、親と子・兄弟姉妹・孫世代が意見を交わし、未来の暮らしを一緒に考えることは、家族の絆を深める貴重なプロセスになります。
実家のリノベーションは、単なる修繕ではなく、家族と一緒に安心して暮らすための住まいづくりです。
実家をリノベーションすることは、費用を抑えながら快適性・安心性を高め、思い出や家族の絆を未来へつなぐ選択です。
建て替えでは得られない価値が、そこにはあります。

リノベーションを進める前に、国土交通省指定のインスペクション(住宅診断)を行うことで、建物の状態を客観的に把握できます。
「壊さない」という選択をするからこそ、現状を正確に把握することが第一歩です。

実家の無料診断と丁寧なヒアリングが、安心な未来をくれた体験談をご紹介します。
「冬になると、実家の底冷えが心配…」
「あの段差が多い家で、いつか親が転んでしまうのでは…」
これが、私たちがつくば住宅工房に相談する前の、最大の不安でした。
実家は築年数が経ち、寒さやバリアフリーの面で、老いた親の暮らしには限界が来ていました。
当初は「親の安全のため、いっそ建て替えるしかない」と考えていました。
しかし、建て替えは費用が高額な上に、長年住み慣れた家を壊してしまうことへの両親の寂しさも気になり、なかなか決断できませんでした。
「親孝行のつもりで始めたのに、何から手をつけていいか分からない」と焦りを感じていました。
そんな中、つくば住宅工房を紹介され、「無料の住まいの『健康診断』」の存在を知りました。
「建て替えかリノベーションか、結論を出す前に、実家の本当の状態だけは知っておこう」と思い、相談しました。
担当者は、私たちの不安や、「親の気持ちも大切にしたい」という想いを、長時間かけて丁寧に聞いてくれました。
そして、こう言ってくれました。
「まだ何も決めないでください。ご両親の想いと、家の真実を見てから、最善の道を選びましょう」
ちょっと感動してしまいました。
そして、この言葉が、私たち家族の心を軽くしてくれました。
まず、専門家による無料の建物健康診断(現況調査)を実施してもらいました。
特殊な機器を使った床下調査、耐震診断、温熱診断の結果は、詳細な「調査報告書」として示されました。
この建物の健康診断で次のことがわかりました。
・問題点の明確化とリスク排除
深刻な寒さの原因が、壁内の断熱材の不備にあること、そして一部の配管の劣化が判明しました。
漠然とした不安が具体的な課題に変わり、予算をどこに集中すべきかが明確になりました。
・構造の再評価とリノベーションの可能性
構造躯体そのものは頑丈で、適切な耐震補強と断熱改修を行えば、建て替えと同等以上の安全性と快適性が実現可能だと分かりました。
両親が大切にしてきた家を壊す必要はない、という希望が見えました。
建物診断と並行して行われたヒアリングは、一般的な間取りの相談とは全く異なりました。
特に「両親の生活」に焦点を当て、「夜中にトイレに行く頻度と動線」「アレルギーの有無」「休日の過ごし方」「車椅子になった場合の幅」など、私たちの想像を超えた細部まで質問してくれました。
このヒアリングのおかげで、私たちは「ただバリアフリーにする」のではなく、「ヒートショックの心配がない、安心感に包まれた暮らし」をデザインできると確信しました。
無料診断と詳細なヒアリングを経た結果、私たちは迷いなくリノベーションを選択しました。
「建て替えしかない」と諦める前に、つくば住宅工房の無料診断を受けて、本当に良かったと思っています。
もし、私たちと同じように実家の将来に悩んでいる方がいたら、最初の一歩として、家の真実を知ることから始めることを強くお勧めします。

リノベーションでは、最新の断熱性能や設備を導入することで、新築以上の快適性を実現できます。
「古いから壊す」のではなく、「想いを活かして、未来へつなぐ」。
それが、つくば住宅工房の考える実家リノベーションです。
実家には、お金では買えない家族の想いがあります。
リノベーションなら、想いを残しながら快適な暮らしを実現できます。
同居は、安心・経済性・暮らしの豊かさをもたらす選択の一つです。
つくば住宅工房は、「住み続けるほど好きになる家づくり」を使命に、親と子の想いを未来につなぐリノベーションをご提案しています。
どうぞ、お気軽にご相談ください。
つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー
二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者
既存住宅状況調査技術者
福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。
新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。
家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。
「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」