補助金を活用するリフォーム・リノベーションで、賢く快適な住まいづくり

補助金を活用するリフォーム・リノベーションで、賢く快適な住まいづくり

投稿日:2025年11月25日 / 最終更新日:2025年12月3日

「冬は寒くて、毎年電気代がかさむ…」
「夏は暑くて、でも、エアコンをかけっぱなしはどうなの…」
「キッチンやお風呂を交換するタイミングで、一緒に家もリノベーションしたい」
「子どもたちが成長してきたし、間取りを変えたいな…」
「光熱費が年々上がっていて、このままでいいのか不安」
「地震が来たら、この家は大丈夫なのかしら」

こうした声は、長く同じ家に暮らしているご家庭から、日々たくさん寄せられています。
そして、多くの方がこう続けます。

「でも、リノベーションってお金がかかるんでしょう?」
「補助金があると聞いたことはあるけれど、よく分からなくて…」
「どこに相談すればいいのかも分からない」

実は、こうした悩みの多くは、国や自治体の補助金制度を上手に活用することで、大きく軽減できる可能性があります。
断熱・耐震・バリアフリー・省エネ性能の向上など、対象になる工事は意外と幅広く、「知らなかった」だけでチャンスを逃しているケースも少なくありません。

断熱・耐震・バリアフリー化、省エネ性能の向上など、国や自治体の制度を活かせば、建て替えよりもコストを抑えながら、快適で安心できる住まいを実現することができます。

補助金は、

  • 今の住まいをリフォーム・リノベーションする
  • 実家をリフォーム・リノベーションする
  • 中古住宅+リノベーションで新築以上の価値を見つける

といった多様な住まいの選択肢に活用できるのが大きな魅力です。

「建て替えるか、リフォーム・リノベーションか」「新築か、中古+リノベーションか」、迷いや不安があるときこそ、補助金制度を味方にして、暮らしの選択肢を広げてみませんか?

私たちつくば住宅工房では、面倒な補助金の申請や、補助金がもらえる施策・賢いリノベーションのご提案まで、社内で一貫して対応しています。

1.補助金を活用したリノベーションが注目される理由

ここ数年、建築資材や人件費の高騰により、新築住宅の価格は高止まりが続いています。
希望のエリアで土地を探すことも難しく、「建て替えるよりも、今ある住まいを活かしたい」という方が増えています。

そこで注目されているのが、国や自治体の補助金を活用したリノベーションです。
補助金を上手に組み合わせることで、性能・快適性を向上させつつ、費用負担を抑えることができます。

(1)建て替えより「補助金×リノベ」で賢く住まいづくり

つくば住宅工房には、こんなお客様の声が寄せられます。

  • 「冬は寒く、段差も多い。安心して暮らせる家にしたい」
  • 「両親が建てた家をできるだけ残したい」
  • 「新築を建てるより、今の家をリノベして住み続けたい」

建て替えには、解体費・仮住まい費・建築費など多くのコストがかかります。
一方、リノベーションでは、既存の構造や素材を活かしつつ、必要な性能を高める改修が可能です。
さらに補助金を活用すれば、建て替え以上の快適さを、経済的に実現することができます。

(2)主な補助金制度の種類と内容

補助金は、国・都道府県・市区町村によって内容や対象が異なります。
以下は代表的な制度です。

制度対象となる主な工事特徴・支援内容
こどもエコすまい支援事業断熱改修、バリアフリー化、省エネ設備導入など国の大型補助金。1戸あたり最大数十万円支給されるケースも。
住宅省エネ2025キャンペーン断熱・高効率給湯器・高性能窓などエネルギー性能を高めるリフォームに特化。
耐震改修補助金(自治体)耐震補強・構造改修耐震診断+改修工事に対して補助。自治体によって上限額が異なる。
バリアフリー改修補助(介護保険含む)手すり設置、段差解消、スロープ設置など高齢者の安全対策として活用可能。
地方自治体独自の補助制度地域材利用、空き家活用、移住支援などつくば市・周辺自治体にも独自の補助制度あり。

2.今の住まい・実家・中古住宅|3つのリフォーム・リノベーション活用パターン

補助金を活用できるリフォーム・リノベーションの対象は「老朽化した実家」だけではありません。
住まい方に応じて、次の3つのパターンで賢く活用できます。

(1)今の住まいをリノベーションする

「冬が寒い」「光熱費が高い」「段差が多くて不安」、長年住み続けた家には、暮らしの不便や老朽化が少しずつ現れてきます。

補助金を活用すれば、

  • 断熱・耐震性能の向上
  • 水回りの更新
  • バリアフリー化
  • 省エネ設備の導入

などを行い、建て替えずに今の家を快適・安心な住まいに再生できます。

(2)実家をリノベーションする

「離れて暮らす親が心配」「親の家を活かして同居したい」、そんなご相談も増えています。
実家には、家族の歴史や思い出といったお金では買えない「想い」が詰まっています。

補助金を活用することで、

  • 耐震・断熱・バリアフリー改修
  • 二世帯対応の間取り変更
  • 老朽化部分の再生

など、親世代にも子世代にもやさしい住まいを実現できます。

(3)中古住宅+リノベーションで新築以上の価値を見つける

「土地が高くて新築は無理」「希望のエリアに土地がない」、そんなとき、中古住宅+リノベーション+補助金活用は非常に有効な選択肢です。

中古住宅は建物価値が下がる一方、土地価格が主な価格構成になります。
良い立地の中古住宅を購入して性能向上リノベを行えば、新築以上の快適さと利便性を、新築の1/2〜2/3の予算で実現できる可能性があります。

3.補助金を活用するためのポイント

補助金は「申請すれば自動的にもらえる」ものではありません。
以下のポイントを押さえることが重要です。

  • 事前申請が必要(着工後の申請では対象外になることが多い)
  • 工事内容が補助対象に該当しているか、正確な診断が必要
  • 申請には、施工会社・設計士・住宅診断士などの協力が不可欠

つくば住宅工房では、申請から工事完了報告までの面倒な手続きを一貫してサポートしています。
お客様が複雑な書類に悩むことはありません。

4.国交省指定インスペクションで安心・正確な診断を

補助金を活用するには、建物の現状を正確に把握することが不可欠です。
国土交通省指定のインスペクション(住宅診断)を行うことで、劣化や耐震性、省エネ性能などを客観的に評価できます。

  • 構造や基礎の劣化
  • 雨漏りや防水性能
  • 外壁・屋根・設備の状態
  • バリアフリー・省エネの対応可否

診断結果をもとに、「どこを残して」「どこを変えるか」を整理すれば、補助金を活かした最適な改修計画が立てられます。

5.想いを活かし、未来へつなぐ家づくり

つくば住宅工房が大切にしているのは、「想いを壊さず、未来へつなぐ」リフォーム・リノベーションです。
両親が建てた家、子どもが育った家、長年暮らした家…
そこには、お金では買えない「記憶」と「歴史」が刻まれています。

補助金は、単に「安く工事する」ための制度ではなく、“想いを活かした家づくり”を後押しする力にもなります。

補助金を味方に、“無理なく、快適に”。
リフォーム・リノベーションは、単なる修繕ではなく、今と未来をつなぐ暮らしの選択です。
補助金を活用すれば、費用を抑えつつも性能・安全・快適性を高めることができます。

つくば住宅工房は、「住み続けるほど好きになる家づくり」を使命に、補助金の活用から施工、アフターフォローまで一貫してサポートいたします。
どうぞ、お気軽にご相談ください。

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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