茨城県つくば市近郊で
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「父が建てた家を、子どもたちへ。世代を超えて受け継がれる、安心とぬくもりのリノベーション」

築37年の木造住宅。
大工職人だったお父様が建てられたご自宅を、生前贈与というかたちで受け継がれたお施主様。
この家で、次の世代の成長を見守りたい——そんなご家族の想いから、今回のリノベーションが始まりました。

光と安心を取り戻す住まいへ

南向きの庭は、プライベートな癒しの空間。
しかし、昔ながらの和室が南面を占めていたため、中央にあるLDKには自然光が届かず、日中でも照明が必要なほどの暗さがありました。
そこで、LDKの配置を思い切って変更。庭に面した明るい空間へと生まれ変わり、今では照明なしでも心地よく過ごせるようになりました。

暮らしの不安を解消する工夫

住み慣れた家だからこそ、気づきにくい段差や寒さ。
特にお風呂は、毎日の入浴が不安になるほどの冷え込みがありました。
今回のリノベーションでは、浴室・脱衣室を広く快適に整え、家事のしやすさも向上。
1畳だったトイレも広げ、車いすでも安心して使える設計に。
元リビングは、お母さまの寝室として静かで落ち着いた空間に生まれ変わりました。

 家族の成長に寄り添う間取り

2階は、広い個室2部屋＋納戸という構成でしたが、
「子どもたちにそれぞれの部屋を持たせてあげたい」というご希望から、
3人のお子様の個室＋ご夫婦の寝室＋ウォークインクローゼットの計5部屋へと再構築。
家族それぞれが安心して過ごせる空間が整いました。

 性能向上で、未来へつなぐ住まいに

南面の大きな窓は、採光性に優れる一方で耐震性に課題がありました。
そこで、耐力壁を新設し、断熱性能も向上。
「この家を、次の世代にも安心して引き継ぎたい」——
そんな想いに応える、強くて優しい住まいが完成しました。