家づくりノート

家づくりノート

投稿日:2025年4月21日 / 最終更新日:2025年4月21日

みなさま、こんにちは。

 

新築でもリノベーションでもこういう家にしたい、こういう暮らしをしたいという新しい住まいへの理想があったとして、それをどのように住宅会社に伝えていますか?

インスタの画像を見せながら、こうしたいやこれは嫌だ、みたいな伝え方をしていませんか?

多くの方は、住宅会社を数社、検討し、実際にお店に行って、モデルハウスを見て、軽く商談して、みたいな感じかと思いますが、毎度毎度、同じように理想を伝えられる自信は、ありますか?

意味は、ある程度同じでも違う言葉や、伝えたいことは、同じだけど、違う画像では、受け取り側次第で、意図していない違うものが出来上がるということです。

できることなら、毎度、同じ精度で、理想を伝えられたらいいなと思いませんか?

そこで、ぜひ、みなさまに活用いただきたい「家づくりノート」について、ご紹介したいと思います。

 

 

このあとにもリビング、ダイニング、キッチン、洗面脱室、寝室、子供部屋、、、

と各部屋ごとに好きなイメージ(理想)と苦手なイメージ(こうはしたくない)を書き記してみましょう。

ここで大事なのは、写真文字です。

選んだ写真は、なぜ選んだのか、どの部分に対して選んだ写真なのかを記載することです。

ご自身で必要だなと思う部屋があればページを増やしてもかまいません。

家のことだけではなく、お庭や家具、外構、、、その他、家と関係ないことでもかまいません。

新しい暮らし、理想の暮らしへのイメージをとにかく、詰め込みましょう。

家づくりノートの効果は、3つあります。

 

①精度の高い、理想を相手に伝えられる(疲れない)

冒頭でお話した通りです。毎度同じことを話すのって、結構疲れませんか?ちなみに私は、毎回同じ説明をする自信がありません。

②予算感を把握しやすい

理想としている家づくりがどれくらいの予算で叶うのかもある程度、把握することができます。

③家の完成度が高くなる

1度作ったたら終わりではなく、打合せごとに写真や文字を入れ替えて、理想の解像度を上げていってください。

そうすると、イメージが研ぎ澄まされて、出来上がりの完成度が高くなります。

 

今回は、パワーポイントで作成した家づくりノートを参考にお話ししてきましたが、ノートに手書きで写真を張り付けてもいいかもしれません。

家が完成した時に、見返すのも一つの楽しみになります。

お問い合わせいただけましたら、パワーポイントのデータをお渡しいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

 

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

こんな記事も読まれています