みなさま、こんにちは。
つくば住宅工房の橋本です。
前々回のブログにて、工事方針の検討、第1弾について、お話ししました。
本日は、第2弾をお話していきたいと思います。
第1弾で、3つの工事に分けましたので、今度は、どの工事を、どこまでやるかを決めていくということになるわけですが、これが、なかなか難しい。
あくまで、決め方の一例では、ございますが、つくば住宅工房流の方法をお伝えしたいと思います。
改修する建物を後何年保たせたいか、です。
例えば、ご夫婦2人住まいで、お子さんはすでに巣立って、持ち家がある。特に誰かに住み継いでほしいということもない、ということであれば、あと、何年そこに住みたいか、何年生きたいかを基準に取捨選択していけば決めやすいと思いませんか?心無いと思われるかもしれませんが、1番単純で、無駄なく、工事方針が決められると考えております。
その基準をお話頂けましたら、つくば住宅工房が考えるベストな工事方針をご提案させて頂きます。
心無いからではなく、真剣に考えるべきことだからこそ、人生と紐づける必要があるのではないでしょうか。
あとは、工事ごとに優先順位をつけましょう。
絶対にやる工事、やりたいではなく、やるです。
そして、やりたい工事。
最後に出来たらいいなと思う工事。
この3つくらいにまずは分けてみてはいかがでしょうか。
満遍なく、要望を叶えるのもありだとは、思いますが、私は、強弱をつけることで、叶えたものが、結果的に想像より満足のいくものになると考えます。
また、今やらなくても、少し後回しにしてもいい工事はないか。建物調査の結果から、あと、数年先の工事でも、大丈夫なものなども合わせてご提案させて頂きます。
叶えたいことを叶えるために、不必要な工事をいかにやらないか、そのための建物調査でもあります。
近いうちに建物調査について、詳しく、お話させて頂きたいと思います。
どんな調査道具を、どういう調査で、どんな様子で使っているのか、ご覧頂けましたら幸いです。
本日は、工事方針の検討、決定について、お話させて頂きました。
最後まで、お読みくださり、いつもありがとうございます。
つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー
二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者
既存住宅状況調査技術者
福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。
新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。
家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。
「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」