流行りのデザインにするか、長く飽きないものにするか。家づくりの打ち合わせで、迷う方は多いと思います。
私は、変わらないものを選ぶことをおすすめしています。
暮らしの中でふと触れる湯のみ茶碗の丸み。障子越しのやわらかな光。どれもありふれていますが、形を変えずにずっと私たちのそばにあります。変わらないということは、時代を超えて選ばれ続けてきた証です。変わる必要がなかったから、今も残っているのだと思います。
建築も同じです。人の体に自然に馴染む寸法や、その土地の気候に合った素材。こうしたものには、いつの時代でも変わらない心地よさがあります。
流行は追えば消耗します。新しいものも、やがてもっと新しいものに置き換えられます。最初から変わらないものを選んでおけば、繰り返し買い替える必要がありません。一生を通して見れば、それがいちばんコストパフォーマンスのいい選択だと考えています。
「普遍的」というと、普通で個性がないと受け取られることがあり、少し寂しく感じます。ご要望と、変わらないもの。その両方を合わせて形にするために、つくば住宅工房ではすべての住宅を建築家による設計にしています。
長く好きでいられる家にしたい方は、話を聞かせてください。