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「32℃の7月。あなたの家は、家族を守れる空間ですか?」

2025.07.03NEW

みなさま、こんにちは。
つくば住宅工房の橋本です。新しく建てるのではなく、今ある家を、これからの暮らしに合わせて整えていく。
そんなリフォーム・リノベーションの道も、いいもんです。建築家と一緒に、わたしたちができることを考えながら、このブログに日々のことを綴っています。


今日の最高気温は、つくば市で32℃。
まだ梅雨が明けていない7月初旬とは思えないほどの暑さに、窓を開けても風は感じられず、入り込んでくるのは熱そのもの。
エアコンが効かない部屋、寝苦しい夜、ぐったりする子どもの姿…。そんな日でも「うちは大丈夫」と思っていませんか。

ちなみに、茨城県内で最も高かったのは水戸市の33.5℃。
昨年の同時期は30℃前後だったことを思えば、今年の夏はすでに“異常”の域に入りつつあります。
気象庁も「平年より高温傾向が続く」と警戒を呼びかけており、体感的にも“去年よりも確実に厳しい夏”が始まっています。

多くの方が「自宅こそが安心できる場所」だと信じています。
しかし、総務省消防庁の調査によれば、熱中症による救急搬送の約45%が屋内(住居・公衆施設)で発生しており、
そのうち特に多いのが自宅内での発症です。高齢者や子どもは暑さを感じにくく、室内でも深刻なリスクがあることは見過ごせません(※消防庁 熱中症関連情報)。

築年数が経過した住まいでは、窓や壁からの熱侵入が深刻です。
断熱されていない空間は、まるで熱を集める箱のように暑さを溜め込んでしまいます。
北海道の研究機関では、断熱・窓・気流止めの改修により暖房エネルギー負荷が最大75%削減された事例が報告されています(※北海道総研資料)。

本当の安心は、「平気だと思うこと」ではなく、「備えていること」。
国土交通省が実施したスマートウェルネス住宅調査では、断熱改修後に起床時の最高血圧が平均3.5mmHg低下したとされており、
これによって脳卒中や心疾患による年間死亡数が最大1.5万人減少する可能性があるという推計もあります(※国交省 PDF資料)。

断熱改修は、室温を下げるだけでなく、睡眠・呼吸・心の落ち着きにまで影響を及ぼします。
エアコンを強めて耐える暮らしではなく、家そのものが涼しさで包み込む存在になる——それが断熱の力です。

また、外断熱を施したマンション事例では、夏・冬ともに電気代が平均5~10%削減されたという調査も報告されています(※居住者評価 PDF資料)。

 

経済的負担を減らすだけでなく、暮らしの質を底上げする選択といえるでしょう。

子どもや高齢の方は暑さに敏感です。
命を守るためには、「大丈夫」と言えるだけの根拠ある安心が必要です。
断熱改修は、家族への思いやりのかたちにもなります。
「昔よりも、家の中が静かで心地いいね」——そんな言葉が聞けたら、それが最高の結果かもしれません。

この暑さを、ただ“耐える”のではなく、
家族の命を守る家に変えていくことができるのが断熱改修です。

この夏、あなたの家は家族を“守れる空間”ですか。
今の暮らしに、断熱という優しさを添えてみませんか。

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