新築だけが選択肢じゃない——リノベーションが暮らしに与える価値

新築だけが選択肢じゃない——リノベーションが暮らしに与える価値

投稿日:2025年7月24日 / 最終更新日:2025年7月24日

みなさま、こんにちは。
つくば市で戸建住宅のリノベーションをご提案しておりますつくば住宅工房の橋本です。
新しく建てるのではなく、今ある家を、これからの暮らしに合わせて整えていく。
そんなリフォーム・リノベーションの道も、いいもんです。
建築家と一緒に、わたしたちができることを考えながら、このブログに日々のことを綴っています。


「マイホーム=新築」
これまで多くの人にとって常識とされていたこの方程式は、いま大きく変わろうとしています。

新築なら価値がある。
中古住宅には価値がない。
そんな印象を持たれる方も少なくないかもしれません。けれど本当にそうでしょうか。

現代の住宅性能は大きく進化しています。高気密・高断熱、そして耐震等級3といった性能はもはや特別なものではなく、標準になりつつあります。
そうした中で、こうした基本性能すら満たしていない新築住宅に、果たして「新しい」だけの価値があるでしょうか。

本当に大切なのは、家族が豊かに暮らすための「住まい」を選ぶことです。
日々の暮らしにフィットする間取り、安心して過ごせる構造、そして居心地の良さ。
そうした要素が揃ってこそ、理想的な家と言えるのではないでしょうか。

そこで改めて見直されているのが「中古住宅」そして「リノベーション」という選択肢です。
中古住宅は「価値がない」のではなく、「今のままでは満たされていない部分がある」だけ。
最新の技術を用いれば、新築住宅と比べても劣らない性能へと引き上げることができます。

さらに、時間の経過がもたらす「風合い」や「素材の味わい」は、中古住宅ならではの魅力です。
例えば、木材が経年によって醸し出す表情、住まわれた空間に漂う心地よい空気感。
それらは新築では得ることのできない、唯一無二の価値です。

つくば住宅工房では、こうした魅力を最大限に活かすため、建築家とのリノベーションをご提案しています。
建築家の視点が加わることで、単なる性能向上ではなく、暮らし方そのものをデザインした住まいが実現します。
既存の住宅の魅力を尊重しながら、性能とデザインを両立させることができる。それが建築家との家づくりの力です。

家づくりは、これからどんどん多様化していきます。
「新築にするか」「中古を買うか」という二択ではなく、「どんな暮らしを描きたいか」から始まる選択こそが、住まいづくりの本質だと私たちは思っています。

「本当に自分たちらしく暮らせる家ってどんなだろう」
「リノベーションで理想を形にできるかもしれない」
そんなふうに感じていただけたなら、まずはリノベーションという可能性に目を向けてみてください。

相談は無料です。
どんなことでも、お話だけでもかまいません。
まずはお気軽に、お声かけください。

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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