「うちもそうかも…」から始まる、リノベーションという選択肢

「うちもそうかも…」から始まる、リノベーションという選択肢

投稿日:2025年8月17日 / 最終更新日:2025年8月17日

みなさま、こんにちは。
つくば市で戸建住宅のリノベーションをご提案しております、つくば住宅工房の橋本です。新しく建てるのではなく、今ある家を、これからの暮らしに合わせて整えていく。
そんなリフォーム・リノベーションの道も、いいもんです。
建築家と一緒に、わたしたちができることを考えながら、このブログに日々のことを綴っています。


「うちもそうかも…」から始まる、リノベーションという選択肢

──つくばで見つける、心地よい暮らしのかたち

「この家、嫌いじゃないんだけど、なんかちょっと不便」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?

朝のキッチンで、すれ違うたびに「ごめんね」

共働きのご夫婦が、朝の忙しい時間にキッチンでぶつかりそうになる。
「ちょっと通るよ」「あ、ごめん」──毎朝のこのやりとり、実はストレスになっていませんか?

リノベーションなら、壁を抜いてオープンキッチンにしたり、動線を見直して広く使えるようにできます。
費用は約100万〜150万円ほどですが、家族の時間が穏やかになる価値は、何年にもわたって続きます。

冬のお風呂が、冷蔵庫みたいに寒い

築30年の戸建て。お風呂に入ると、タイルが冷たくて、湯船に浸かるまで震えてしまう。
「ヒートショックが心配だな…」と感じている方も多いはず。

断熱リノベーションで、浴室や脱衣所の温度差をなくすことができます。
高断熱浴槽や暖房付きの洗面所にすれば、冬でも安心して入浴できるように。

費用は約80万〜120万円ほど。
光熱費が下がる、健康リスクが減る、快適性が上がる──これらを考えると、費用対効果はとても高いと言えます。

テレワーク中、家族の声が気になって集中できない

リビングの一角で仕事をしているけれど、子どもがテレビを見ていたり、家族が話していたりすると、どうしても気が散ってしまう。

そんなときは、ちょっとした書斎スペースをつくるだけで、集中力がまるで違います。
収納の一部を改造して、静かなワークスペースに。防音材を使えば、音も気にならない。

費用は約50万〜80万円ほど。
仕事がはかどるようになって、気持ちにも余裕ができた──これは、暮らしと仕事の両方に効く投資です。

子どもが成長して、そろそろ個室が必要に

小学生だった子どもが中学生になり、「自分の部屋がほしい」と言い出す。
でも、今の間取りでは部屋数が足りない…。

そんなときは、間取りを見直して、空間を仕切るだけでも個室がつくれることがあります。
収納の位置を変えたり、壁を追加したりして、プライベートな空間を確保。

費用は約80万〜150万円ほど。
子どもが嬉しそうに部屋にこもって勉強している──教育環境への投資としても、十分な価値があります。

玄関が暗くて、帰ってきてもなんだか気分が沈む

仕事や学校から帰ってきて、玄関を開けた瞬間に「暗いな…」と感じる。
それだけで、ちょっと気持ちが沈んでしまうことも。

リノベーションで、玄関に室内窓をつけたり、照明を工夫したりするだけで、空気が変わります。
費用は約30万〜50万円ほど。
「おかえり」と言ってくれているような玄関は、毎日の気持ちを整える場所になります。


リノベーションで家の価値はどう変わる?

「築30年だから、もう資産価値はない」と思っていませんか?
実は、リノベーションで性能やデザインを整えれば、家の価値は再評価されるんです。

最近では、耐震性や断熱性、設備の新しさなどをきちんと見てくれる査定方法も増えています。
つくば市のように、住環境を大切にする人が多い地域では、「ちゃんと手を入れた家」はしっかり評価される傾向があります。

さらに、断熱改修やバリアフリー工事には補助金が使えることも。
費用を抑えながら、快適性・安全性・資産価値のすべてを高めることができるのです。

つくばの暮らしに、ちょうどいいリノベーション

つくば市は、自然が豊かで、家族の時間を大切にできる街。
だからこそ、「ちょっとした不便」を見逃さずに、暮らしを整えていくことが大切です。

リノベーションは、大きな決断じゃなくてもいい。
「うちもそうかも…」と思ったその瞬間が、始めどきです。


まとめ──「なんとなく不便」を、心地よさに変える方法

リノベーションは、今の家をもっと好きになるための方法。
家族との時間、ひとりの時間、季節の変化──そうした日常のすべてが、ちょっとした工夫で心地よくなるんです。

そしてその工夫は、快適性だけでなく、資産価値や経済性にもつながる。
「暮らしの質」と「未来の安心」を同時に手に入れる選択肢、それがリノベーションです。

つくばの街で、あなたらしい暮らしをつくるお手伝いができたら嬉しいです。

 

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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