2025.04.24NEW
みなさま、こんにちは。
つくば住宅工房の橋本です。
悪い夢でも見たのか、目覚めたばかりだというのに、心臓は、ロックを奏でるが如く、激しく鼓動している。
体を起こしたと同時に扉を向こう側から猫の鳴き声がする。
鼓動の音も聞こえるのか。
私の寝床の上には、天窓がついており、いつも朝日で目を覚ますのだが、今日は、違った。
思うように動かない体の部位に、朝だぞ、と声をかけ、何とか起き上がる。
そうか、雨か。
扉を開けると、朝から営業モードのうちの猫。
悔しいが、可愛い。
いつもキッチンまでエスコートしてくれるのだ。
ただ、今日は、悪い夢を見たせいか、少し息苦しかったから、外の空気を吸いたくなった。
ごまちゃんには、申し訳ないが、外に出た。
外に出ると、しとしとと雨が降っていた。
時間は、朝6時。
外に人の気配はない。
ロックを奏でている心臓にクラシックをリクエストするために、大きく深呼吸をした。
雨の朝は、人気がなくて、以外と落ち着くんだなと、少し雨が好きなった。
雨の日でも全く濡れない、この外空間が私は大好きだ。
軒が大きく、どんな土砂降りでも、かんかん照りでも、一息つける。
まるで、大きな木の下にいるような気分になれる。
ふと、猫のご飯を思い出し、玄関に入る。
家とは、空間と空間の連なりであると考えます。
落ち着く空間、集いの空間、没頭する空間、空間それぞれにどういう役割を持たせるのか、そして、空間をどのように、違和感なく繋げるのか、そんなことを考えながら家づくりをしております。