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インスペクションー外部調査編

2025.04.29

みなさま、こんにちは。

つくば住宅工房の橋本です。

 

本日は、インスペクション―外部調査編です。

外部調査では、基礎、外壁、窓回り、屋根、ベランダ防水、建物周辺を調査します。

 

基礎

基礎では、基礎本体にひび割れや欠損がないか、鉄筋がどれくらいの入っているか、基礎の高さを確認します。

筋交調査編②でお見せしました年表にも書かれておりますが、1981年6月より鉄筋の使用が義務化されておりますので、それ以前は、鉄筋が使用されていない建物もございます。

鉄筋がないと、どういう影響が出るのかを鉄筋を入れる理由とともにお話したいと思います。

正式には、鉄筋コンクリート基礎やRC基礎と呼びます。

名称の通り、鉄筋とコンクリートを用いた構造なわけですが、それぞれの特徴と役割は、以下の通りです。

鉄筋・・・引張力に対して強いが、熱や錆に弱い。

コンクリート・・・圧縮力や熱に対して強いが、引張力に弱い。

鉄筋今リート造は、互いの強みで、互いの弱点を補いあっている構造です。

つまり、鉄筋のない基礎では、引張力に対して、弱い基礎になってしまいます。

例え、筋交い補強をして耐震性能を上げられとして、それを支える基礎が無筋では、本来の耐震性能が発揮できず、倒壊のリスクを避けられません。

リフォーム・リノベーションでは、基礎の補強を最優先に検討されるべきだと考えます。

鉄筋のない基礎に対しての補強方法は、状況によって変わりますが、基本的には、既存の基礎に沿わせて、鉄筋のある基礎を増設します。

これにより、基礎の強度を上げられます。

すでに、ひび割れがある場合は、すぐに専門の業者に見てもらってください。

ひびの状態によっては、すぐに対処する必要がございます。

以下が基準となりますので、覚えておきましょう。

割れの幅0.3㎜、割れの深さ4㎜

・基準の数値以下の場合・・・「ヘアクラック」と呼ばれ、軽微なひび割れですので、ひとまず、様子見でも大丈夫です。ただ、大きくなっている場合は、注意が必要です。補強を検討してください。

・基準の数値以上の場合・・・「構造クラック」と呼ばれ、構造に影響を与える危険なひび割れですので、早急に補強の検討が必要です。

 

鉄筋が入っているか、いないかをご自身で調べる方法としては、築年数を一つの基準としましょう。

先ほどもお話しましたが、1981年6月より鉄筋の使用が義務化されておりますので、それ以前の建物であれば、鉄筋が入っていない可能性がございます。

とはいえは、築年数だけでは、確証は得られません。

つくば住宅工房では、基礎に鉄筋があるかを鉄筋探査機を用いて調査を行います。

鉄筋探査機により、鉄筋の有無や鉄筋が入っている間隔がわかります。

 

基礎は、建物を支える大きな役割を担っていますので、このブログをお読みいただきましたこの機会に一度、ご自宅の基礎をぐるっと一周して、ひび割れがないか、確認してみてください。

 

もし、気になるひび割れがございましたら、お問い合わせください。

調査を行い、調査結果によって、補強が必要な場合は、補強工事のご提案をさせていただきます。

次回は、外壁、屋根の調査について、お話したいと思います。

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