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インスペクション-室内調査編・続

2025.05.05

みなさま、こんにちは。

つくば住宅工房の橋本です。

 

前回に引き続き、インスペクション-室内調査編・続をお送りしたいと思います。

壁、柱の傾きや床面の傾斜測定についてお話したいと思います。

傾きを調査する際に使用機材がこちらになります。

 

レーザー墨出し器と呼ばれるものです。

床の場合、機械から水平の線を出して、1部屋に対して4箇所ほど、床から線までの距離を測定し、各箇所の距離の差が大きい場合、傾いているということになります。品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)では、6/1000以上の勾配の傾斜の場合、構造耐力上主要な部分に瑕疵が生じている可能性が高いとされています。

6/1000とは、1つ目の測定箇所から1m離れたところで2つ目の測定をしたとき、測定値の差が6mmある状態です。6mmと聞くと大したことではないように感じる方もいるかもしれませんが、実際にその上を歩くと、傾斜に違和感を感じたり、人によっては体調不良の原因となる可能性もあります。

そのままの状態で住み続ける事は、構造耐力上と体への影響を考えると、決してお勧め出来ません。傾斜を修繕する工事を検討されるべきです。

傾斜を治す方法には、何が原因で、傾斜が発生しているのかを突き止める必要があります。

主に地盤の問題も建物の構造の問題が原因で起こります。

また、原因や築年数によっては、施工瑕疵に該当する場合や地盤保証の対象になる場合もございます。お手元の保証書がどこにあるのか、確認しておきましょう。

これは、一例ですが、今と比べると昔は、柱材や梁、基礎の精度がバラバラで、写真のように水平を出すために土台の下に木材をはめて調整している場合がございます。この木材がシロアリなどの原因でボロボロになってしまうと土台は、下がり、建物自体が傾く原因にもなります。

人によっては、あまり気にならない傾きでも、家には、大きな影響を与えている可能性がございますので、そのままにせず、専門の業者へご相談することをお勧め致します。

つくば住宅工房でもインスペクションを行っております。まずは、お気軽にご相談ください。

 

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