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建築家は暮らしの編集者

2025.06.25NEW

みなさま、こんにちは。

つくば住宅工房の橋本です。

 

新しく建てるのではなく、今ある家を、これからの暮らしに合わせて整えていく。そんなリフォーム・リノベーションの道も、いいもんです。
建築家と一緒に、わたしたちができることを考えながら、このブログに日々のことを綴っています。


建築家は暮らしの編集者

「建築家って、どんな仕事をしてるの?」と聞かれたら、たくさんある答えの中で、私はこう言いたくなります。

建築家は“暮らしの編集者”だと。

 

図面を描いたり、家をデザインしたりするのはもちろんのこと。

でも建築家の本当の仕事は、その人の暮らし方や大事にしていることをじっくり聞き取り、それを空間に落とし込んでいくことなんです。たとえば、「おばあちゃんが住んでいた家を今の生活に合わせて残したい」という話があれば、ただリフォームするんじゃなくて、「なぜその家に残したい気持ちがあるのか」「どんな暮らしがしたいのか」まで丁寧に聞きます。

 

そうやって集めた想いや記憶は、まるで原稿の下書きのようなもの。

それを読み取り、要点を整理し、違和感のあるところを整えて、ぴったりくる空間へと“編集”していく。

使う素材や光の入り方、風が抜ける方向まで考えながら、その人らしい暮らしを組み立てていくんです。

 

他にも設計をする人はいますが、建築家は「何をどこに置くか」だけじゃなく、「なぜそうしたいのか」「その暮らしにとって何が本当に大事か」といった“見えない気持ち”にまで寄り添います。

だから、建築家のつくる空間には、図面以上のものが詰まっているんです。

つまり建築家は、ただの設計士ではありません。

その人の人生のリズムに寄り添って、日常を少しだけ豊かにする場所を提案する

―そんな、やさしい編集者なのです。—

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