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我孫子市リノベーションーバトンリレーの家ー

2025.07.10NEW

みなさま、こんにちは。
つくば住宅工房の橋本です。新しく建てるのではなく、今ある家を、これからの暮らしに合わせて整えていく。
そんなリフォーム・リノベーションの道も、いいもんです。建築家と一緒に、わたしたちができることを考えながら、このブログに日々のことを綴っています。


今回は、我孫子市で進行中のリノベーションプロジェクト「バトンリレーの家」から、現場の最新状況をご報告します。

現在、2階の木工事は最終段階に差し掛かっています。
改修前は3部屋だった間取りを、4部屋+ウォークインクローゼット(WIC)に再編成することで、新たな空間の流れと暮らし方が生まれつつあります。

リノベーション特有の課題──「水平・垂直が出ない」ことの本質

リノベーションは、新築とは異なる複雑さを伴います。
既存の構造と向き合いながら、新しい価値を加えていくには、職人の丁寧な判断と技術が不可欠です。

とりわけ、「水平・垂直が出ない」という現実は、改修ならではの緊張感を象徴しています。
どこに基準を置くか、違和感を最小限に抑えるにはどうするか──現場で繰り返される試行錯誤が、そのまま空間に表情を与えていきます。

残すものと更新するもの──建築に宿るバトンの思想

残す部分と更新する部分が交差するリノベーションにおいては、職人の思考や選択がそのまま空間に刻まれます。
それは施工の痕跡であると同時に、暮らしの継承と再解釈を意味するもの。
新旧の揺らぎの中にこそ、人間的な豊かさが現れるのではないでしょうか。

建築とは、過去から未来へと価値を手渡す「バトンリレー」である──この家づくりには、そんな哲学が息づいているように感じます。

完成間近──光と季節のなかで暮らしが育つ

完成まで、いよいよあと少し。
これから、この空間にどのように光が差し込み、季節とともに暮らしに馴染んでいくのか。
そうした日常の積み重ねもまた、「バトンリレーの家」の物語を紡ぐ大切な一章になることでしょう。

 

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