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家のメンテナンスについて②──外壁材の特徴とメンテナンス方法

2025.10.10

前回は「屋根材」についてお話ししました。
今回は、家の印象を大きく左右する外壁材について、
代表的な種類とそのメンテナンス方法を解説していきます。

 

外壁のメンテナンス、なぜ必要?

外壁は、日々の雨風・紫外線・温度差など、過酷な環境にさらされています。
そのため、定期的な点検やメンテナンスを怠ると、ひび割れ・コーキング劣化・雨漏れなどの原因になります。

そして外壁も屋根と同様、使われている材料によってメンテナンス方法や周期が異なるのです。
まずは、自分の家の外壁がどんな素材なのかを把握することから始めましょう。

代表的な外壁材と特徴

① 窯業系サイディング

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現在、最も多く使われている外壁材です。セメントを主成分とし、デザインシートを貼り付けたボード状の材料で、
デザインの豊富さとコストのバランスが魅力です。

  • メリット:デザインが多彩、価格が比較的安い
  • デメリット:塗膜の劣化・コーキングのひび割れが起きやすい
  • メンテナンス目安:10〜15年で再塗装+コーキング打ち替え

表面の塗膜が紫外線で劣化すると防水性が落ち、内部への水の侵入を招くことも。
チョーキング(白い粉が手につく現象)が出たら、塗り替えのサインです。

② 金属サイディング(ガルバリウム鋼板など)

近年人気が高まっている金属製の外壁材。軽量・耐久性・デザイン性に優れ、モダンな外観によく使われます。
断熱材一体型の製品も多く、住宅性能を高めやすいのも特徴です。

  • メリット:軽量で耐震性が高い、錆びにくい、スタイリッシュ
  • デメリット:表面の傷から錆が進行する可能性、へこみやすい
  • メンテナンス目安:15〜20年で再塗装、状況により張り替え

汚れが付きにくく、ランニングコストも低めですが、
海沿いや豪雪地帯ではメンテナンス周期が短くなる場合もあります。

③ モルタル外壁

サイディングが普及する前に多く使われていた外壁材で、職人の手仕事による塗り壁仕上げが特徴です。
デザインの自由度が高く、重厚感のある仕上がりが魅力です。

  • メリット:継ぎ目がなくデザイン性が高い
  • デメリット:ひび割れが発生しやすく、定期的な補修が必要
  • メンテナンス目安:10年ごとの塗装・ひび割れ補修

ヘアクラック(細かいひび割れ)を放置すると、水が侵入し内部の劣化を早めます。
早めの補修と防水塗装が長持ちのポイントです。

④ タイル外壁

高級感のある外観が人気のタイル外壁。耐候性・耐久性が非常に高く、メンテナンス頻度は少なめです。
ただし、目地や下地のメンテナンスは必要です。

  • メリット:汚れにくく長寿命、見た目が高級
  • デメリット:施工コストが高い、目地や浮きの補修が必要
  • メンテナンス目安:15〜20年で目地補修・浮き点検

タイル自体は長持ちしますが、下地モルタルの劣化や地震による浮きには注意が必要です。

自分の家の外壁を知り、正しいメンテナンスを

外壁は「家の顔」であると同時に、雨風から家を守る鎧のような存在です。
見た目がきれいでも、内部が劣化していることは珍しくありません。

ご自身で素材が分からない場合は、専門家による無料点検がおすすめです。
つくば住宅工房では、素材の特定から最適なメンテナンス方法までご提案いたします。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

次回は、「屋根・外壁以外のメンテナンス編(窓・基礎・設備)」を予定しています。

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