「結局、何が正解なんですか?」。家づくりの相談で、こう聞かれることがあります。断熱はどこまで必要なのか。どんな間取りが暮らしやすいのか。新築か、リノベーションか。

調べれば調べるほど迷ってしまうのは、情報が足りないからではありません。家には、誰にでも当てはまる一つの正解がないからです。そしてもう一つ。自分たちの暮らしを考える前に、他の人の「正解」を集め始めてしまうからです。

リビングは広いほうがいい。収納は多いほうがいい。性能は高いほうがいい。一つずつ見れば、どれも良さそうです。けれど、予算も敷地も限られています。どこかで選ばなければいけません。情報は選択肢を増やしてくれますが、どれを選ぶかまでは決めてくれません。

たとえば、AとBの二つの間取りで迷ったとします。「どちらが人気なのか」で決めようとすると、また別の情報を探したくなります。それよりも、「自分たちは、どちらの暮らしをしたいのか」と考えてみてください。朝の時間はどう過ごしたいのか。家族が集まるのはどこか。

そうすると、「こちらのほうが自分たちらしい」という決め方ができるようになります。誰かの正解とは違うかもしれません。それでいいのだと思います。

迷ったら、新しい情報を探す前に、一度話しに来てください。