みなさま、こんにちは。
つくば住宅工房の橋本です。
本日は、バトンリレーの家の現場からお届けしたいと思います。
住みながらリノベーションということで、一部屋ずつ工事を進めて、LDKの半分とお母様のお部屋とお風呂まで、工事が完了いたしました。
半分が完成したLDKには、南のお庭から自然光が程よく室内に流れこんで、眠りへと誘われるような、自然と落ち着ける空間となりました。

O様から現在の暮らしへの不満点の中に、日中、照明を付けていないと暗いとお伺いしておりましたが、改修前のLDKがどうなっていたかについて、まずは、土地と建物の関係性からお話ししたいと思います。
太陽に向かって、縦長の敷地になっており、北側に駐車場、南側にお庭、中央に建物という配置になっております。
南のお庭に面する和室が2間と隣接して、北側にLDKが縦長に配置されておりました。南側のお庭は、奥行きが8mもあり、隣地の建物に日が遮られるという条件もなく、十分に明るい空間となるはずですが、改修前は、南側に面している縁側そして、和室が2間、その奥にLDKという構成となっており、家の中央に配置されていたために十分な自然光が得られませんでした。
それならば、一層のこと、LDKを南に持っていこうということで、LDK以外の必要な空間と暮らし方に配慮した、部屋配置、お風呂を0.75坪から1坪サイズへ大きくするなど、いろいろなご要望を整理して、ご提案させていただきましたリノベーションプランにご満足いただき、つくば住宅工房にご依頼いただくこととなりました。
活用しきれていなかった面積もフルに活用し、収納量も増やすことが出来ました。
少しずつ新たな暮らしに向けて、家も住まい手も馴染んでいけるのが、住みながらリノベーションのいいことなのかもしれません。
本日は、当初から判明していた、浴室周りのシロアリ被害が解体工事によって、露わとなりましたので、写真とともにシロアリによる被害について解説する予定でしたが、いつものことながら長くなってしまいましたため、次回と致します。
つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー
二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者
既存住宅状況調査技術者
福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。
新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。
家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。
「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」