昔と今の気温について

昔と今の気温について

投稿日:2025年6月3日 / 最終更新日:2025年6月3日

みなさま、こんにちは。

つくば住宅工房の橋本です。

 

冬の室内で起きる事故といえば「ヒートショック」ですが、夏に起こる事故はなんだと思いますか?

「室内熱中症」です。

熱中症と聞くと屋外をイメージされがちですが、室内でも熱中症の危険は潜んでいます。

私がまだ7歳くらいのころ、25年前は実家にエアコンはなく、扇風機と冷蔵庫の冷気で夏を過ごしたのを今でも覚えています。

あの頃は、それで耐えられたんです。

昔と今とで気温は確かに上昇していますが、それと同時に他にも上昇していることがあります。

それは「6~8月の1日の平均気温が25度を超えた日数」です。

こちらは気象庁の過去データをもとに茨城県つくば市のグラフを作成してみました。

上がったり下がったりを繰り返しているものの、着実に右肩上がりになっているのは、お分かりいただけると思います。

2022年以降は、50日以上が25度以上を超え続けております。

この期間が延びていることが、私たちの生活に大きく影響しているといえるのではないでしょうか。

また、2023年からの電気代の値上げが影響してか、節電のためになるべくエアコンを使わないようにする傾向も強くなっていると感じます。暑い日が続く今、エアコンを使わず室内にいれば、気が付かないうちに熱中症になってしまっているケースが増えてくるのではないかと予想してしまいます。

そして、自分は大丈夫、暑さに強いから、と思ってしまっていることが一番危険です。

事故が起きてしまっては元も子もありません。

私たちがお伝えしたいのは、電気代を節約するためではなく、長く健康を維持し人生を楽しんでいただくことをみなさまに叶えていただきたいという思いです。

完璧な断熱工事は極論、必要ではありません。普段長い時間過ごすリビングや寝室の断熱工事を中心に行うだけでも効果があります。

 

人生100年時代の今、健康であることがとても大切なことではないでしょうか。

このブログを読み、少しでも検討してみようと思っていただけましたら幸いです。

つくば住宅工房は、補助金の登録事業者となっております。

お気軽にご相談ください。

 

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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