「建築家に頼むと高そう」。そう思って、最初から選択肢に入れていない方は多いと思います。
限られた予算のなかでも、丁寧に工夫を重ねれば、暮らしにちょうどいい住まいはちゃんと実現できます。
たとえば、家事が楽になるように動線(家の中を移動する道すじ)を短く整える。家の真ん中に小さな中庭をつくって、どこにいても緑を感じられるようにする。そんなちょっとした工夫が、毎日の気持ちよさにつながります。
朝の光がやさしく差し込むダイニング。季節のうつろいを感じられる窓辺。どこか落ち着ける場所がそっと用意されていると、それだけで家の中に安心感が生まれます。
こうした空間は、新築でもリノベーションでも叶えられます。古い家でも、その時代の素材や記憶を大切にしながら、今の暮らしに合うかたちに整えていけば、無理なく過ごせる住まいになるんです。
家づくりは、誰かが一方的に進めるものではありません。建築家と住まい手、そして私たちで一緒につくっていくものだと思っています。
図面のうえで話すことも大事です。でもそれ以上に、「どんなふうに暮らしたいか」を聞かせてもらうことが、私たちには大切です。よければ、そこから聞かせてください。