家に大きな不満があるわけではない。雨風はしのげて、日常はちゃんとまわっている。けれど、満たされているかというと、正直よくわからない。

「このままでいいのかな」。ふとした拍子に、そう思う瞬間はありませんか。

誰かに伝えるほどではない気がして、またひとつ季節が過ぎていく。新築にするか、建て替えるか、リノベーションするか。そんな選択肢が浮かぶ前に、心の中にはっきりしない違和感があることも多いです。

なんとなく落ち着かない。少し手を入れたい気もするけれど、どこに手をつけたらいいか分からない。

そうした揺らぎは、数字や性能では語れない、暮らしの中の静かな声なのだと思います。

リノベーションは、何かを直すというより、今の暮らしとちゃんと向き合ってみることなのかもしれません。設備が古い、間取りが使いにくい。その話の奥に、これからどうありたいかという問いがあります。

この文章は、何かを決断してほしくて書いているわけではありません。今すぐじゃなくていい。正解を出さなくてもいい。ただ、その気持ちだけは見過ごさずにいてほしいのです。

まだ言葉になっていない段階でも、話しに来てください。建築家と一緒に聞きます。