築20〜25年で、建物の価値はゼロとして扱われる。日本ではそれが常識でした。古くなるほど価値が下がる、という考え方です。中古住宅を買うことをためらう理由のひとつだと思います。
ここからは私の小さな妄想です。数字や統計に裏付けられた予測ではありません。
アメリカでは、住宅の流通の約80%以上が中古です。日本は約15%。向こうでは手入れを続けることで、築100年を超えても資産として価値が保たれています。使い続けることが価値になり、古さは個性として受け止められています。
日本でも、常識が揺らぎ始めていると感じています。首都圏の中古一戸建ての成約価格は、2013年の2,921万円から、2023年には3,848万円になりました。
いつか、どんな暮らしが営まれてきた家かが、値段の根拠になる日が来るかもしれません。そうあってほしいと願っています。もしそうなれば、中古住宅を買ってリノベーションすることは、先回りした選択になります。
家は時間とともに風化するものではありません。風景に馴染みながら熟成していくものだと思っています。
妄想ではありますが、中古という選択を一度考えてみてください。物件を見るところからお手伝いします。