千葉市リノベーション現場より|解体工事完了と耐震診断の準備

千葉市リノベーション現場より|解体工事完了と耐震診断の準備

投稿日:2025年8月5日 / 最終更新日:2025年8月5日

みなさま、こんにちは。
つくば市で戸建住宅のリノベーションをご提案しております、つくば住宅工房の橋本です。

新しく建てるのではなく、今ある家を、これからの暮らしに合わせて整えていく。
そんなリフォーム・リノベーションの道も、いいもんです。
建築家と一緒に、わたしたちができることを考えながら、このブログに日々のことを綴っています。


千葉市で進行中のリノベーション現場から、工事の進捗をご報告いたします。

空間の印象が大きく変化

現在、解体工事がおおよそ完了し、空間の全体像が見えてきました。仕切られていた壁が取り払われたことで、室内の印象が大きく変化しています。

もちろん、壁があるかないかで空間の感じ方が変わるのは当然のことですが、実際に目の前でその変化を体感すると、設計の力を改めて実感します。空間構成のあり方ひとつで、住まいの雰囲気や使い勝手が大きく左右されることを、現場で再確認する機会となりました。

躯体の状態は良好

今回の建物は築年数が経過しているものの、躯体の状態は非常に良好です。シロアリ被害は見られず、筋交いも既存図面通りに配置されていることが確認できました。

こうした構造的な健全性が保たれていることは、リノベーションにおいて非常に重要な要素です。安心して次の工程へ進むことができます。

耐震診断と補強計画へ

現在、建物は構造体が露わになった状態です。このタイミングを活かして、精密診断法による耐震診断を実施する予定です。

インスペクション時には非破壊検査が基本となるため、目視確認や既存図面などの書類調査をもとにした「一般診断法」での耐震診断を行いましたが、今回はより詳細なデータを取得し、耐震補強計画の策定に活かしていきます。

安全性と設計の融合

リノベーションでは、見た目の美しさや機能性だけでなく、構造的な安全性を確保することが欠かせません。特に耐震性の向上は、住まいの安心感に直結する重要なポイントです。

今後は、診断結果をもとに補強計画を立案し、設計と施工の両面から最適な住空間を目指していきます。

今後の進捗報告について

今後も、工事の進捗や設計の工夫、現場での気づきなどを随時お伝えしてまいります。リノベーションのプロセスを通じて、住まいづくりの奥深さや可能性を感じていただければ幸いです。

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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