2025.03.28
みなさま、こんにちは。
タイトルにあります様に、みなさまの中にもリフォームとリノベ、リノベーションという単語と状態の違いや、その意味するところの違いについて、理解しているつもりでも多少なりとも不安があるのではないかと思います。
まずリフォーム リノベーションに至るまでにはいくつかの段階があります。
そのことに少しばかり触れたいと思います。
ガスコンロからIHコンロへ交換や、キッチン、お風呂、お手洗いや洗面リニューアル等、部分だけやりかえることを指しており、リフォームショップや、ホームセンター属のリフォーム屋さんが一番得意としている分野ですが、その代わりに建築士や、耐震診断士などの経験を積んだ専門職が少なかったり、不在な場合があり、耐久性に関わる重要な柱を切ってしまったり、損耗が見越せず多大な追加費用が掛かる等課題も多い様に感じております。
こちらは長く馴染みのある言葉ですよね。
キッチン交換+フローリング張り替えだったり、便器交換+クロス張り替えだったりと、営繕+なにか、の様な分野が多く、リフォームに至るきっかけも営繕だったりすることが多い様に感じます。こちらは、専門士が大体在籍しておりますが、予知をしてあらかじめお見積りに概算計上できるほどの親切は少ない様に感じます。
こちらは最近リフォームよりデザインにこだわった、という意味合いで言葉だけが先行している様に見受けますが、実は(以下wikipediaから一部引用)修復だけでなく「用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりする」行為も含むため、より良く作り替えるという目的が含まれている。工事の規模も、間取りの変更を伴うような大規模なものを指すことが多い。と記述されております。
リノベーションに建築家などのプロの意匠が付加されたものであったり、ユニバーサルデザインや、介護、医療のような専門的な設計を取り入れたりなどがそれにあたるのかなと思っております。
リフォーム リノベーションを分解してみた場合、上記の様な分け方なのかなと思います。
みなさま主導でやりたいことだけ叶えられたらと思う気持ちも充分理解しているのですが、何十年とそこの環境に耐えてきた住まいは、できれば住まいの検診を一度受けて躯体の傷みをまずは修繕し、自らの生命活動を守る家本来の機能をまずは手に入れるための足がかりにしていただけたらと思います。