みなさま、こんにちは。
八千代市のリノベーションが着工いたしました。
施工事例でも工事の進捗をお伝えできればと思います。
リノベーションの最初の工事は、解体工事です。
解体工事と言って、みなさまが思い描くのは、重機でガシャーンと壊している映像かと思いますが、リフォーム・リノベーション場合は、違います。
基本的には、手壊し解体と言って、読んで字のごとく「手でひとつひとつ」解体をしていきます。
かなりの時間と労力を必要とする工事となります。
また、リフォーム・リノベーションの場合、既存の柱や床材、他にも再利用する部分がございますので、慎重な作業が求められます。
特に躯体部分に関しては、経験と知識が不可欠です。
解体工事の経験だけでは、リフォーム・リノベーションでの解体工事は、務まりません。
状況によっては、住みながらの工事ということもございますので、お客様のご協力あってこその工事でもあります。
また、重機で壊すのと比較すると、すべてが手作業になるため時間と労力が2~3倍を要します。
そのため、費用もかかります。
これが新築とリフォーム・リノベーションでの解体工事の違いです。
それとこの解体工事がお客様にとっても、私たちリフォーム・リノベーション会社にとっても、ドキドキの瞬間です。
想定以上の状態になっていないかがここで分かります。
つくば住宅工房では、お客様とお会いして、まず最初に実施させていただくのが「建物の詳細調査」(住まいの健診)になります。
この詳細調査にて、現状の建物の健康状態を確認し、リフォーム・リノベーションを計画する上で、必須となる工事は何かを事前に把握いたします。
工事が始まってから追加工事ができる限り発生しないように、この調査にて建物の健康状態を徹底的に把握するのですが、基本的には、非破壊検査になるため、確認できない箇所もございます。
あらゆる調査機器を駆使し、壁内の状況を透視し、屋根、外壁、床下はそれぞれの専門家が目視確認します。
どうやっても調査で確認できなかった部分の状態がどうなっているかがわかるこの解体工事の瞬間は、ドキドキです。
そして、私たちにとっては、リフォーム・リノベーションの醍醐味とも言えます。
想定と違う状態だった場合、どういった方法で回避するかを現場で職人さんと念入りにすり合わせを行い、お客様へ修正案をご提案いたします。
経験と知識、そして思い切りがリフォーム・リノベーションでは、とても重要な要素となってまります。
リフォーム・リノベーション会社を選ぶ際に、解体してみたら想定外だった場合の流れや追加工事が発生しない工夫を取り入れているかなど、必ずお聞きすることを強くお勧めいたします。
つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー
二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者
既存住宅状況調査技術者
福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。
新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。
家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。
「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」