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インスペクション-番外編

2025.05.07

みなさま、こんにちは。

つくば住宅工房の橋本です。

 

本日は、インスペクション-番外編をお届けしたいと思います。

インスペクションでは、建物の劣化状況や耐震診断といった、建物の現況の健康状態を確認し、診断結果をご報告することが、一般的です。

つくば住宅工房では、さらに、現状よりも暮らしを快適するためのご提案をするための、現況調査も行っております。

1つ目は、窓サイズの採寸です。

以前からお話しておりますが、今年も断熱窓工事への補助金制度がございます。

本日時点での補助金申請割合は、こちらです。

出所:環境省 先進的窓リノベ2025事業 ポータルサイトより

まだ、4%ですので、急に予算がなくなることは、ないかとは思われますが、昨年は、8月時点で6割ほどに達しておりましたので、少しでもお考えであれば、早めのご検討をお勧め致します。

断熱窓工事をお見積りをするにあたり、現況の窓サイズが必要になります。インスペクションの際に窓サイズを測り、断熱窓工事のご提案をさせて頂いております。合わせて、補助金予定額もお伝えしております。

先進的窓リノベ補助金の場合は、補助金額の合計が5万円を以下の場合は、対象にならないなど、色々と条件がございますので、お願いする住宅会社さんにしっかり確認をしてください。

続いて、2つ目は、段差の計測です。

そもそも段差とは、何ミリからを指し示すのかご存知でしょうか?

フラット35のバリアフリー性に関する基準では、以下の基準になっています。

「段差のない構造」とは、和室と洋室および居室の出入口等に生じる段差を仕上がり寸法で 5mm 以内とする構造です。

とされています。

そして、以外と危険だと思っている段差の高さが1cm〜2cmです。

私の親戚やインスペクションをご依頼頂きましたお客様に、どのくらいの段差が1番危ないかと聞いたところ、1cm〜2cmでした。

その段差が多く見られる場所は、建具の沓摺(くつずり)です。

赤丸の部分が沓摺(くつずり)です。

1.5cmの場合が多く見られます。

今でこそ、バリアフリーが当たり前になってきましたが、築30年ごろの建物では、よく見かけます。

また、金城大学のプログラムにて、つまずきを科学的に証明するということについて、書かれておりました内容を以下、引用致します。


つまずいた後に「足を上げたつもりが上がっていなかった」とよく言いますが、これは感覚と身体のイメージのズレ(誤差)よるものと言われています。実際に、金城大学で身体イメージ計測装置を開発し、このイメージのズレを年代別に計測した結果、70歳以上の方からズレが1.5cm以上になることが解りました。この1.5㎝と言う数値は、振り出した足のつま先と床との距離と同じことから、感覚が鈍くなると実際の身体とのズレが生じ、つまずくことが解明されました。ぜひ、定期的に鏡に映る自分の身体をチェックして、感覚と身体イメージとのズレを解消していただきたいと思います。

出所:金城大学公式ホームページより

https://www.kinjo.ac.jp/ku/wp/?p=8842


子育てグリーン住宅支援事業では、段差解消工事に対する補助金がありますので、断熱窓工事、躯体断熱工事と合わせて、段差解消を実施することをお勧め致します。他にも、節水水洗やエアコンなども補助金対象になりますので、この機会に今より少し、暮らしを快適することをご検討されてみては、いかがでしょうか。

ここ最近、ブログが長文になってしまい、申し訳ございません。最後までお読みいただきありがとうございます。

次回、インスペクション-総まとめをお届けして、インスペクションシリーズは、完結となります。

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