住まい手が抱える不安

住まい手が抱える不安

投稿日:2025年5月12日 / 最終更新日:2025年5月12日

みなさま、こんにちは。

つくば住宅工房の橋本です。

 

先日、アイエムシーさんのご紹介で、我孫子市へ行ってまいりました。

今回のご依頼内容は、勝手口ドアの鍵がかからないということで、現状を確認したところ、エクセルシャノン製で、今まで取り扱ったことがなく、弊社での調整を断念しました。

エクセルシャノンへ問い合わせをさせて頂き、明後日、メーカーが訪問することとなりました。

どのように調整をするのか、非常に気になるところです。

 

現状確認に伺った際に、他に気になっているところがないかヒアリングを行い、ベランダの防水塗装の割れ、浴室シャワーヘッドフック破損に困っておられ、修繕のご依頼をいただきました。

 

そもそも今回なぜ、家を建てた施工会社にご相談をされなかったのかと伺うと、すでに倒産されていたからとの理由からでした。

コロナ渦以降新築住宅業界は一変しました。物価高騰により生活費が上昇し、建築資材も高騰し、建築コストが上がってしまい住宅取得を戸惑われる方が途端に増えました。

結果、新築住宅の受注が減り、会社を維持し続けることが難しくなり、倒産に至ってしまいました。

住宅会社以外の建設業に該当するすべての企業の2024年の倒産企業数が1890件と過去10年で最多となりました。

住宅会社の倒産は、この様に住む方に甚大な不利益を与えてしまいます。

 

家のことで、相談をしたいが、施工会社が無くなってしまい、相談する先がない。

スーパーサラリーマンのようなリフォーム会社が存在していることがニュースになり、気軽に問い合わせもできない。

今回、ご依頼いただきましたお客様から、そのように不安を打ち明けていただき、他にも同じような不安を抱えている方がたくさんいるのだと思うと胸が痛くなりました。私たちは、その様な不安を少しでも減らせる様真面目に取り組み活動をしていくと誓った一日となりました。

つくば住宅工房では、ご依頼者様が安心して、ご依頼いただけるよう、インスペクションの際、例えば、屋根のドローン撮影の映像を一緒にリアルタイムでご覧いただくといったこと実施しております。

本日のブログだけでは、ご安心いただくのは、難しいかと思います。

ぜひ、過去のインスペクションについてのブログをお読みいただき、安心材料となれば幸いです。

みなさまからのお問い合わせをお待ちしております。

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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