新築プロジェクトー地鎮祭

新築プロジェクトー地鎮祭

投稿日:2025年5月18日 / 最終更新日:2025年5月18日

みなさま、こんにちは。

つくば住宅工房の橋本です。

 

先日、新築プロジェクトの地鎮祭が執り行われました。

昨年の火事によって、全焼してしまった住まいの再建です。

今回は、株式会社まつだ建築設計室との共同プロジェクトになります。

お待たせしてしまいましたが、ついに地鎮祭を迎えることとなりました。

お施主様とご家族様、様々な思い、葛藤を乗り越えて、本日を迎えられたと思います。そして、この日を待ち望んでおられたと思います。

その思いに応えるべく、最善を尽くして、本プロジェクトを大成功に導きたいと思います。

本プロジェクトの成功までの今後の歩みをブログでもご紹介してまいります。

地鎮祭をやっと迎えることができたわけですが、火災現場において、通常通りとは、いかないことがございました。

解体工事です。

通常の解体工事の場合、建物の大きさ、坪数によって前後ございますが、工事着手から解体工事完了までおよそ2週間が平均工事期間となります。

おおまかな工事の流れは、

①現場の養生や足場の組立

②屋根、内装の解体作業

③建物本体の解体作業

④基礎の解体作業

⑤清掃、片付け

⑥解体工事完了

となっております。

火災建物の解体工事では、1ヶ月〜1ヶ月半の工事期間を要します。

通常時と比べて、工事期間が長い理由は、分別作業にあります。

物が燃えた後に残った固形物を燃え殻。

物が燃えた際に発生した細かい粒子状の灰をばいじんと呼びます。

燃え殻とばいじんを分別する作業が必要となります。

多くの場合、手作業で、ひたすらブラシ等を使いながら、燃え殻についたばいじんを取り除く、大変な作業となります。

通常より作業量が増えるため、工事費用も通常の解体工事と比較すると2〜3倍になります。

また、解体時の木材は、リサイクル法により、再利用が義務付けられているため、リサイクル品として扱われますが、燃え殻やばいじんは、産業廃棄物扱いとなり、処分費用も異なります。

それゆえに、火災時の解体工事費用は、通常より2〜3倍の費用がかかるというわけです。

今回、解体建物の火災保険をしっかり入られていたこととお施主様とご家族様の早い判断があったからこそ、早期に解体工事に着手することが出来ました。

これから再建に向けて、プロジェクトを安全第一に進めてまいります。

雨は、土地を清め、縁起がいいとされています。

大安の良い日に地鎮祭を執り行うことが出来ました。

著者プロフィール 
橋本 海知(はしもと かいち)

つくば住宅工房株式会社 代表 / 住宅プロデューサー

国家資格

二級建築士、石綿作業主任者、石綿含有調査者

技術資格

既存住宅状況調査技術者

福島県出身。幼少期から家づくりに関心を抱き、「劇的ビフォーアフター」などの番組に背中を押されて建築への道を志す。高校では建築科に進学し、設計製図や構造の基礎を学びながら、「建築家としての感性」を育んできた。

新卒時には現場監督として住宅建築に携わり、職人との協働を通じて現場力・統率力を身につける。その後ログハウスメーカーで構造、施工、設計、営業と多岐にわたる経験を積む。営業時代には「お客様との対話」によって、商品や仕様のこだわりが伝わることの大切さを痛感。やがて起業を決意し、つくば住宅工房を設立。

家づくりにおいて何よりも重視するのは、「言葉にならない想い」をすくい取り、家という形に昇華させること。リフォーム・リノベーション・新築を問わず、常に「住み続けるほど好きになる家づくり」をミッションに掲げ、クオリティと誠実性を第一に提案を行っている。

  • 専門領域・関心分野
  • リノベーション/リフォーム
  • インスペクション
  • 耐震診断、温熱計算
  • 中古住宅の価値再生
  • 高性能住宅設計
  • 補助金制度活用・コスト最適化
  • 顧客との対話を重視した設計提案

メッセージ

「家は人生をゆたかに包み込む舞台である」という信念を胸に、家そのものを育て、住む人の想いを反映する住まいを共につくっていきたいと願っています。ブログでは、住宅の技術的知識から心の動きを捉える対話まで、幅広くお伝えしていきます。」

橋本 海知(はしもと かいち)

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